川を渡る途中で馬を替えるべからず

保守分裂の岐阜県知事選挙・・・・       
24日・岐阜知事選挙が実施されました。
コロナ禍で、岐阜県にも緊急事態宣言がだされるなか、
保守分裂で激しい選挙になりました。
激戦でしたが結果は、現職が当選、岐阜県のコロナ対策は
オール岐阜の体制で継続されることになり、ホッとしているところです。
なぜ、こんな国難の最中に・・・県民を二分するような選挙になったのか、
その原因は素人にはわかりませんが。
岐阜は保守王国といわれます。保守ですから、自民党です。
県議会の大多数を握る・・・会派・自民クラブが真っ二つ(15対15)に分裂、
現職と新人の一騎打ちとなりました。
私には二つのことが不思議でした。新人を擁立した県会議員たちの理由が
5選は長すぎるのと、県会議員と現職とのコミュニケーションが不足しているからだと。
こんなことわざがあります。「川を渡る途中で馬を替えるなかれ」です。
第3波がヒシヒシと押し寄せています。私の周辺でもクラスターが発生したり、
濃厚接触者だからPCR検査すると保健所から呼び出しがあったり・・・
コロナで入院したとか、誰々さんが、面会もできずに亡くなったという話が日常茶飯事です。
恐ろしい状況です。ですから、緊急事態宣言が愛知県と岐阜県にも発令されたのです。
県会議員の先生方は、そのことをどう考えておられるのか・・・
県民の命に関わることを、現職とのコミュニケーションが悪いと首をすげ替えようとする、
「川を渡る」それも国難「激流」です。渡る途中で馬を乗り替えたら、
その間に、流されています。流されるってことは、また、一から体制を
作り直さねばならないってことです。緊急時に県民の命を人質にとる様な
そんなことができると思っているのでしょうか。それが県会議員・・・不思議です。
もう一つは新人の選挙運動です。出陣式と称する公示日に、1000人を集めたと報じられました。
終盤戦には1200人を集め、会場を満杯にして、気勢をあげました。
いくら動員が掛って義理であってもです。今国を挙げて人と人の接触を
極力避けろと叫ばれている最中にです。
その最中に人を集めろとは・・・それしか方法がなかったのでしょうか・・・・
そうなのです。コロナ禍で立候補するってことは、その様なハンディがあることを
承知のハズではなかったのでしょうか。県民の命を危険に晒すことを厭わぬとは・・
選挙を仕切っている人たちも、集会に駆り出された人たちも、
あまりにも無防備すぎます。恐ろしいです。
選挙運動は終わりましたが、2週間は潜伏期間があります。心配です。
幸いにして、良識ある県民の判断は国難に「馬を替えるなかれ」の先達の
教えを守り現職の続投になりました。改めて敬意を表します。
現職には、今までの延長線上で打てる手を全て打って頂き、
県民の生命(いのち)を守ってもらいたい。その先に新しい常態を
県民の代表である県会議員とそして県民と共に築いて頂きたいと願います。Goto

コメント