紫陽花

軒下に逆さに吊るして・・・魔除け・厄除けに。
暑くなりましたねぇ。真夏日が続きます。
そりゃ、6月の中旬です。雨が降らなければ夏ですからね。
余談ですが・・・6月は旧暦の「水無月」です。梅雨なのに何で「水なし月」と言うのか。
所説あるようです。もっともらしいのは、無は助詞「〜の」のこと。
梅雨でどこの田んぼにも水が溢れている。だから「水の月」・・・「水無月」だと。
ふぅ〜んって感じです。だったら「水月」(すいづき)でも良さそうですが。
旧暦では4〜6月が夏です。夏の終わり、暑さで水が枯れてしまう月だから、
文字通りの「水無月」の方が理に叶っている気がします。
旧暦の「水無月」を新暦で使うからややこしくなるのでしょうかねぇ。
もう一つ、6月絡みです。梅雨の花と言えば・・・紫陽花ですね。
6月の6の付く日・6・16・26日に紫陽花を一輪、軒下に逆さに吊すと、
魔除け・厄除けになると言い伝えられています。
紫陽花は有毒植物です。この毒が病を撥ね除けてくれると頼みにしたことに由来、
言われてみれば、神社の境内には紫陽花が植えられていることが多いようです。
花色が移りゆく紫陽花を逆さにすることで「病が移らない」ようにと縁起を担ぐのだとか。
岐阜市から40分ほど北に、山県市・美山町にあじさい山寺・三光寺があります。
境内には8000株・山あじさいを中心に百数十種類・・・あじさい花曼荼羅に包まれます。
山あじさいは日本古来の品種で小柄で控えめ・・奥ゆかしい紫陽花です。
寺の縁側に腰掛け、雨に濡れる紫陽花を肴に般若湯を傾けるのもオツなものです。
酒といえば、酒が入っていないノンアルコール飲料がバカ売れだそうです。
禁酒令で飲食店は酒がだせません。その反動だとか。
飲料大手はビール風味だけでなく、ワイン風味・サワー風味のノンアル酒を
次々に発売しています。「家飲み」ニーズも追い風だとか・・・
飲酒運転になる訳でもあるまいに、家でノンアル飲料を飲むなんて
酒好きの私には理解不能です。メーカーに言わせるとノンアルビールの需要、
4月の販売数量・キリン11%、サントリー25%、サッポロは5割増だとか。
コロナ禍(なんでもコロナですが)による健康志向の高まりで「本物」の
お酒よりカロリーが低いことで人気が出て、各メーカー新商品を相次いで発売。
サントリーの「のんある晩酌・レモンサワー」は2ヶ月で1千万本を売上、
メルシャン「ノンアルコールワイン」を今月発売するとか・・・
これって、レモンサワーはレモンジュースだし、ノンアルワインはブドウジュース。
それが・・・何でアルコールの仲間なのか?これまた理解不能です。
でもです。夏・ひと汗かいた後のビールは、ノンアルコールでも上手いようです。
紫陽花を一輪・逆さにして軒下に吊してみるか・・・
アル中とコロナ除けに。Goto

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