日本の米菓が世界に羽ばたくってワクワクしますね。
最近は年のせいでしょうか・・めっきり酒量が減りました。
気の置けない仲間には「年相応になった」と言われますが・・
「酒なくて何の己が命かな」などと息巻いていた頃が懐かしいです。
私は食べて飲む方です。空飲みはしません。何らかのツマミがないと、酒が進みません。
最近ではほとんど食べなくなりましたが、若い頃は酒と議論、口角泡を飛ばして、
今にして思えば、その都度酒を煽り、実に青臭い議論に熱中したものです。
そんな折のツマミは必ずといって「柿の種」でした。
醤油味は日本人にピッタリ。いつの頃からか・・・・
ピーナツが入り洋酒にも。更にはワサビ味とか一味味も現れ、ヒィヒィ言いながら、
ビールの共にはもってこいです。米菓です。腹持ちもよく、なんと言っても廉価です。
「柿の種」なんて歌も流行、重宝したものです。
その柿の種、そもそもは新潟県内の製菓店が1924年に売り出したのが元祖。
今では米菓最王手の亀田製菓の看板商品、柿の種といえば「亀田の柿の種」です。
ピーナツを入れた「柿ピー」は66年に。80年代の後半に辛口を商品化、爆発的にヒット。
21年2月には宇宙飛行士の野口聰一さんが「宇宙日本食」として国際宇宙センターで
口にして、世界的に注目を集めました。
そんな試作もあったのですが・・・・国内の米菓市場が15年の3700億円を境に
下降傾向にあります。少子化の影響に加え、主な客層は50代以上で若年層の
「米菓離れ」が進んでいる・・・そんな現状を踏まえ、亀田製菓は海外に活路を。
日本の米菓を海外に。その発想って、凄いと思いませんか。
日本の食料品は海外に比べ圧倒的に安全・安心です。
日本独自に開発した商品ならば、海外で売れない手はありません。
亀田の海外戦略は、日本の米菓が輸出の柱になるのではと思います。
世界中で主食となっているパンや麺の原材料になる小麦はアレルギーを引き起こす代表的な
原因物質の一つです。欧米では小麦を使わない「グルテンフリー」の市場が拡大、
米菓の海外進出を後押しします。
亀田はグルテンフリーの流れに乗ったのか。米国グループ会社の関連商品の売上高は
約300億円と順調に伸びており、米菓を前面に押し出して海外進出を加速させる戦略です。
亀田は20年1月にインドで柿の種の現地販売を開始、これがヒット・・・
それを踏まえ、代表権を持つインド出身の副社長を迎えました。
彼曰く「スシから米国カルフォルニア巻きが生まれたように、柿の種も
海外でさらに進化することが可能」と。日本市場を見てきた米菓の業界が
78億人の世界市場に目を向ける・・・なんか米のタネが大きく花開くのではとワクワクです。
今夜は久しぶりに「柿の種」で一杯やるか・・でも議論する相手がいねぇ。Goto
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