百貨店で「売らない」売り場が増えています。
販売方法も大きく変わってきました。
東京の大手百貨店。商品を売らない売り場が増えています。
店頭に品物はあるのですが、展示品で、それは売らない。
実際に触ってみて、確かめそれが良いとなると、ネットで申し込むのです。
ですから、在庫は置いてありません。リアルとデジタルを融合させた販売方法です。
百貨店としては、足が遠のいている層を取り込む狙いもあるとか。
高島屋は大型のスペースにスキンケアや子供服など約60ブランドが展示。
在庫もレジもない。魅力的は商品が陳列されています。売り場にあるのはQRコード。
お客さんは気に入った商品があればスマホで読み取り、専用のサイトから購入する。
店頭には専属の販売員がいて、商品の案内やサイトの利用方法を説明する。
販売員が対面で対応するのは従来の方法。サイトで販売するのはデジタル時代。
お客さんとしては確かめて買える安心感があり、百貨店を楽しむこともできる。
それに手ぶらで買い物ができます。ハイブリッド販売方式というそうです。
この販売方法。出店側にもメリットがあります。
店頭に並んだ商品の大半は小売店を通さずに直接売るダイレクト・ツー・コンシューマーの
ブランドが中心です。百貨店は成長性のある商品を開拓、各ブランドから出品料を得る。
ブランド側はコストを抑えながら店を出せます。流通コストがある程度削減できます。
コロナ禍も収束に向かっています。
控えていた外出も可能。なんでもネットで買える時代にはなりましたが・・
やはり、実際に売り場を歩きながらのウインドショッピングは楽しいものです。
高島屋の他に大丸も商品を確かめ、購入は完全オンライン。ブランドのサイトに申し込む。
利用者の8割は20〜30代の女性だとか。そごう・西武では環境に優しいものや
贈り物といったテーマを半年毎に設定、40〜50のブランドを揃える。
店頭でそのまま購入できる従来の仕組みを残しながらオンラインで販売する。
当初は店頭で購入する人が多かったが、今ではネット購入と半々だそうです。
時代の変化って一気に進んだかと思えば、また、従来の手法に戻り、
そして新しい方法が定着する・・・行きつ戻りつして時代は移り変わり行くものです。
車も一気にEVではなくハイブリッド車ですものねぇ。Goto
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