参院無用論

参院って必要ですかねぇ。無用の長物だと思うのですが。
第26回参議院選挙・10日が投票日です。投票に行かれますか・・・
私は2日の土曜に期日前投票を済ませました。投票しながら・・・
果たして参議院って必要なのか・・そんな疑念が頭をよぎりました。
新憲法下で衆参両院が誕生して75年です。
参院選は衆院と違い政権選択の選挙ではありません。
「良識の府」であり「再考の府」として「一院制という傾きや審議が慎重さを欠くことが
ないよう、世論が何を目当てに結集しているかについての判断を的確ならしめるために」
存在しています。ハズです。
しかし、現実は衆院のカーボンであり、政党の政争の具と科し、独自性などは皆無です。
憲法制定から四半世紀経った71年・自民長期政権で、二院制の意義が薄れる中、
自民の河野謙三副議長が改革を掲げて議長選に出馬、自民が推す候補に勝利しました。
河野新議長が設けた有識者会議は「参院は第二の衆院に堕し独自性を失っている」と批判、
参院議員への党議拘束の緩和や入閣自粛などで政党との距離を置くように求めたのが、
75年間で最初の参院改革への取り組みでした。
現在も参院無用論に抗うが如く・・・与野党の参院議員からなる「参院改革協議会」がある。
1年間に渡る議論を経て参院の役割を「多様な民意の反映」「地方代表的な性格」「独自性の
発揮」と報告書をまとめたが・・・自己満足で無意味なものです。
参院の憲法審査会も同様な議論をしていますが、背景には参院選を巡る一票の格差への
著しい不平等が違憲状態にあるとする最高裁へのポーズに過ぎません。虚しい思いです。
ねじれ国会で参院とは何かが深く問われましたが自民党政権が長期化して
危機感は全くありません。71年に河野謙三参院議員が自民党の副議長として、
議長選に立候補したこと・・そのような気概は派閥が完全復活の自民党にはありません。
ということは・・・参院の改革など起こるような状況には無いってことです。
私は参院無用論です。こんな無用の長物を放置して置く必要などないと思っています。
でも、憲法の改正もできない国民には・・・無用の長物を始末することもできませんね。Goto

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