教科書とはひと味違う文章(新聞記事)で読解力を身に付ける・・・
これぞ新聞がなすべき「新聞で教育を!」ではないでしょうか。
乱暴に言えば、斜陽の新聞が将来へ繋がる希望ではないでしょうか・・
文科省も教育委員会も真剣に取り組みを指示して欲しい。
自治体で導入、小中学校は積極的に実施して欲しいと願います。
読売新聞の記事を基に作成された教材・・「よむYOMUワークシート」を使って
子どもたちの読解力向上に繋げる試みです。全国では223校が利用・・
昨年度・三重県松阪市の全小中学47校で実施したところ・・教員たちから
「じっくりと文章を読むようになった」「社会事象に対する関心が高まった」と大好評。
「よむYOMUワークシート」とは・・学習指導要綱に合わせ、小学生版と中学生版があり、
1回3問で10〜15分と短時間で答えが出せるのが特徴。最近の話題の記事を使い
半年で15回配信しています。問題のほか、解答・解説・学習指導要領との対応表も付きます。
松阪市のある中学校では全学年の生徒に週1回・始業前、タブレット端末に
配信されたワークシートに取り掛かる。設問は・・・こんなです。北京冬季五輪の
記事をタブレット端末で読む。記事の内容は高木美帆選手が金メダルに輝いたと報じています。
高木選手は五輪で何色のメダルをいくつ獲得したか。高木選手らのラップタイムを
示した図から何が読み取れるかを四つの選択肢から選ばせる。
読めば答えは分かります。生徒は各自で採点し、オンラインで提出。全生徒の結果は
データ化され、全教員が共有、それぞれの授業で役立てます。
ワークシートとは、読売も子ども向けには如何かと思う名称ですが。
新聞に触れたことのない子どもたちには・・タブレットに新聞の切り抜きのまま
記事が貼り付けられていますので、新聞に親しむ良い機会です。
記事は新鮮です。今の話題ですから、子どもたちにとっては社会を知ることになります。
読書の時間を始業時間前にやっている学校もあります。ワークシートはネットでの配信です。
DX化とは申しませんが、デジタル対応ですから、教員の労力が少なく済みます。
などなど、実施しない手はないと思います・・・
新聞社の側にしてみれば、子どもの新聞離れを防ぎ、将来購読者になって貰える
可能性があります。読売新聞だけでなく、地方紙も地域の話題をテーマに設問を作って
配信してはどうでしょうか。 Goto
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