輻輳(ふくそう)

現経営陣は全員辞任すべきでしょうね。それがIT社会を支える責任です。
我が社もKDDIの回線を使用させていただいています。
3日に発生した通信障害で仕事が滞り困りまりました。今や通信は社会の根幹を支えます。
障害が起こるとライフラインがこんな事態になる・・実に恐ろしいことです。
原因はこれから解明されるのでしょうが・・・障害が起こらない保証はありません。
総務省も「業者に対して厳しい裁定を下さざるを得ない」でしょうが、IT社会です。
障害が発生した場合、どんな対応をせねばならないのか。
事故と敢えて申しましょう。「輻輳(ふくそう)」が原因だとKDDIは語ります。
輻輳なんて言葉は耳慣れませんが。意味は様々な物が1箇所に集中する状態を指します。
通信分野では、インターネット回線や電話回線にアクセスが集中することを輻輳と呼びます。
インターネット回線や電話回線で輻輳が発生しますと、通信速度が低下します。
或いは通信システムそのものがダウンするといった障害が発生します。
今回の事故はまさしく輻輳によるもの。KDDIはそういっています。
ということは、起こるべくして起こった事故ともいえます。
どの事業者にも起こる可能性があります。大規模な障害は、近年相次いでいます。
昨年の10月にはNTTドコモで延べ約1290万人に関わるものが起きたばかりです。
総務省はドコモに再発防止を行政指導。KDDIも含め大手3社には障害防止に
向けた緊急点検を要請しました。
許認可権のある政府はもちろんですが、インフラとして組み込んでいる国民の側も
保全のための方策が必要になります。どうすれば良いのか・・・素人には分かりませんが、
A社がダメならB社に自動的に乗り換えることはできないのか。
それを義務付ける法整備は不可能なのか。技術的にどうなのか、根本的にそんなことは
無理なのか・・わかりませんが。ライフラインです。バックヤードを用意するのは鉄則です。
この事故を機に検討すべきではないでしょうか。
メディアも119番に「繋がらない」命に関わる事故だとか。損害賠償がどうなるだとか、
それはそれで大切な報道かも知れませんが、ことの本質はインフラが障害を起こした場合、
社会生活ができなくなる対策をどう講じるか、どうすべきかを論じるべきはないでしょうか。
IT社会にはまだまだ未知な面があります。でもデジタル社会を否定することはできません。
なぜなら第4次産業革命は、人類をより便利でより豊かにするからです。
私の感覚ではKDDIの首脳陣は責任を取って退任すべきです。
それがIT社会を進め、移り行くのに必要な覚悟だからです。Goto

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