ニュース砂漠

ジャーナリズムの分野でもベンチャーが誕生する時代です。
日本でもこうなるのかなぁ・・・
これだけ新聞が読まれなくなったのです。
Yahoo!やGoogle以外のしっかりとしたニュースレター(NL)のサイトが欲しいですね。
米国では・・・地方のコミュニティー新聞が次々に廃刊しています。
それでも頑張っている新聞は、リストラが続き、限られた人数で紙面を埋めるため
十分なローカル報道ができない「幽霊新聞」が増えているそうです。
その一方、サイト上で多くのジャーナリズムベンチャーが生まれ、潰れています。
20年の調査では19年に全米で80以上のローカルニュースサイトが開設され・・
ほぼ同数のサイトが閉鎖されたそうです。その結果、ローカルニュースを報道する
メディアがなくなっています。「ニュース砂漠」と呼ばれる地域現象です。
日本の場合は、まだ県単位のローカル新聞(地方紙)が頑張っています。
系列に入らぬ独立系のテレビ局もそれなりに奮闘しています。
それで何とか「ニュース砂漠」にはならないで済んでいます・・・
しかし、それらもリストラで記者の数を減らし経営を維持している有り様です。
日本は国土が狭くひしめき合って生活しています。米国とは根本的に違いますが
ネット時代は新聞のビジネスモデルを根本から否定してしまいました。
新聞社もそれを自覚し、デジタル版を充実させようとしていますが・・・
私の知る限りでは、全国紙は元より地方紙のサイトを日常的に読んでいる人は限られています。
米国ではワシントン・ポストの元編集長らが独自の取材網を駆使する
ニュースサイトを立ち上げ、簡潔な記事スタイルでスポンサー付きの無料NLの
読者数を増やしています。数少ない成功例です。
当初は政治ニュースが中心でしたが創業から5周年を迎え米国のニュース砂漠を解消しようと・・全国に25局を開設するとの壮大な計画を発表しました。ジャーナリズム分野の
ベンチャーです。果たして成功するかどうか注目されています。
日本でも朝日新聞の辣腕記者が辞職しニュースサイトを立ち上げ話題になっています。
新聞社の衰退とネット時代が生み出す新しいジャーナリズムベンチャー、
ニュース砂漠をつくってはならない。多くの心ある新聞人はそう思っているのでしょう。
さてさてどうなるのか。メディア業界も面白い時代になってきたと思うのは私だけではない。Goto

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