老害ここに極まれり・・・晩節を汚すとはこのこと・・・
五輪組織委の理事と紳士服大手の会長が贈賄容疑で逮捕されました。
20年が21年に延長された東京五輪です。何かとケチが付き物議を醸しましたが・・
この事件で五輪は平和の祭典ではなく、利権の巣窟だったとの疑念が深まりました。
朝日・・・腐敗の祭典だったのか。
「平和の祭典」を私利私欲を満たす道具にしたのか。
到底許されない。捜査当局による徹底した解明を求める。
読売・・・「平和の祭典」に泥を塗るとは。
昨夏の東京五輪・パラを運営した組織委の幹部とスポンサー企業との間に
どのような癒着があったのか。五輪マネーの不透明な流れを解明せねばならない。
毎日・・・組織委元理事を逮捕。「五輪マネー」の闇解明を。
「平和の祭典」を巡り、不正な金が動いた疑いが強まった。全容解明に向け
東京地検特捜部は徹底した操作が求められる・・・
逮捕されたスポンサー会社の会長(83)「歴史に残る公式事業に携わらせて頂き感謝している」
21年4月には事業を立ち上げた故郷・長野県大町市を聖火ランナーとして笑顔で走った。
企業の経営理念は社会性・公共性・公益性の追求。「法を犯して物事を進めるな」が信条だと。
一方の理事は電通の元専務(78)日本のスポーツビジネスの第一人者。
立身出世の会長が・・生涯の集大成として・・「日本選手団の公式スーツを是非に」
「オリンピックで自社モデルスーツを販売したい」と願うのも分からぬではない。
もちろん・・・それで一儲けしたいと思ったのでしょう。
問題はそんな老経営者の欲に近づき甘言を弄して私利私欲を肥やした理事です。
組織委には電通から多くの社員が派遣されていました・・辞めたとは言え電通での影響力は
計り知れない大変なものだったでしょう。その鶴の一声が様々な利権を動かしていたことに
想像は難くない。
広告業界の盟主である電通にとっても片腹痛い話かも知れないが、
朝日「国際オリンピック委の倫理規定は五輪関係者に対し大会に関わるいかなる
形態の報酬・手数料・隠され便宜、サービス」についも要求・受領・提供を禁じている・・
五輪精神がまた一つ空洞化したと嘆く。
毎日「事件の背景には、1984年ロサンゼルス大会以降、五輪の商業化、肥大化が進んだことが
スポンサー料や放映権料など巨額の金が動き、様々な利権の構造が生まれた」と喝破している。
読売「30年に開催される冬季五輪の札幌への招致、海外から不審の目が向けられることの
ないよう、透明性の高い招致活動が求められる」と未来思考でこの問題を捉えている。
世の中には晩節を汚すという言葉があります。
裸一貫から名をなし功を遂げた老経営者の末路が塀の中。
スポーツビジネスの第一人者とも持て囃された挙句の果てが金の亡者に成り下がり
古巣からも捨てられるお粗末。老害とはまさにこのことか・・・Goto
五輪を喰いものに・・
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