コロナにインフレ、負け組になるな。がんばれ!外食産業・・・
外食産業の話です。コロナで3年近く客足が激減しました・・
やっと客足が戻るかと思ったら・・今度は原材料費の大幅アップです。
となると、値上げせざるを得ません。廉価で勝負してきたチェーン店が知恵勝負です。
マクドナルドは1月に店頭価格のメニューの8割を値上げ。客離れの懸念があったのだが、
既存店の客数は前年比で4%増。2月には新商品を投入、目新しさで値上げ感を打ち消す
戦略が功を奏した。同社は去年の3月と9月にも値上げしています。
でも22年10〜12月期の連結売上高は前年同期比14%増。四半期ではコロナ下で
最高を更新。値上げによる増収効果だけでなく客数増加も。スマホのアプリで
注文できるモバイルオーダーを強化し、テイクアウトで新規顧客を獲得したのが要因だと。
牛丼「すき家」も定番商品を10%超値上げしたが、客数は前年並みを維持。
フライドニンニクやチーズなど、定番商品にトッピングを追加するなど
特別感を演出、値上げによる割高感を抑える策が効果を発揮したよう。
「松屋」は牛めし並を強気に20%値上げ。それでも22年4月以降客数は増加。
コロナまえを上回る水準に。仕掛けは店舗限定だった親子丼を全国販売するなど、
逆境にめげず「ひと手間」かけた商品が受け入れられたよう。
「長崎ちゃんぽん」のリンガーハットは22年4月5%値上げ、11月5%に再値上げしたが
売上2割減、新商品を投入したが、定番商品との差異化できず本格回復に手間取っている。
「すかいらーく」は全商品4割アップしたが、売上も営業損益ともにコロナ前の水準に至らず。
外食業77社で売上高に占める売上原価の割合は直近の四半期決算の時点で46%・・・
コロナ前に比べ2.3%高まっています。コスト上昇は収益を圧迫します。
価格転嫁しながら、収益を確保できる販売戦略を持たない企業は負け組です。
この差はどこにあるのでしょうか・・・
ひと手間掛けたところが勝ち組で、単なる値上げに踏み切っただけが負け組と
いってしまえばその通りなのかも知れませんが・・・
原因は他にもあるのではないでしょうか。
外食する大半は若い世代です。彼らの求める味。好みに合致している専門店は
多少の値上げには耐えられ、品数の多い店は焦点がボケて、敬遠されるってことでしょうか。
どんなビジネスでも、創意工夫をせねば生き残れません・・その競争です。
食は命です。コロナ禍やインフレという外圧に気後れした経営者が負け組で、
歯を食いしばって果敢にチャレンジする経営者が生き残れるのではないでしょうか。
がんばれ・・・外食産業。Goto
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