本音では誰も困ってませんからねぇ・・・・
この問題をテーマにするのは気が重い。
なぜなら・・・大方の人に関心がないからです。
なぜ、不安に思わないのでしょうか。私には理解できません。
日本の社会課題は・・・いくつもあります。
少子高齢化・人口減少。異次元の少子化対策に岸田政権は本腰を入れていると
報じられ、子ども家庭庁まで創設されました・・・がです。どこからも出生率が増えた話が聞こえてきません。むしろ減るばかり、他人事です。
SDGs・・持続可能な社会を。地球環境を守ろうと、世界的な取り組みが行われていますが・・日本がその中心で議論と政策を実行していると聞いたことがありません。これからなのは、誰も本気にはなっていないのか?他人事です。
この問題もそうです。財務省が発表した22年度の貿易統計速報、輸出から輸入を引いた貿易収支は21兆円の赤字で、赤字額は前年度比約3.9倍。比較可能な1979年度以降で最大となった・・でもふぅ〜んと言うだけで大半の人は関心がありません。・・・なんとも思わなくて良いのでしょうか。
新聞各紙の論調も、危機感など全くありません。
朝日などは日本は1981年度以降、貿易黒字を積み重ねてきた。赤字が続くきっかけは11年の東日本大震災だ。原子力発電所が停止。代替手段で火力発電所の依存が高くなり、原油や液化天然ガスの輸入が増えたことで13年度にかけ
貿易赤字が増えた・・・と全く他人事です。
もっとびっくりの論調は・・・80年代、日本は米国などから「儲すぎ」との批判を受け企業が生産拠点を海外に移したのだからこうなったのだ。90年代になると、円高に対応するため企業が海外進出を迫られた結果こうなった。
その折々に、輸出企業が国内にいなくなったのだから、貿易収支が赤字になるのは歴史的に理由があるのだと・・・それはそれでそうなのかもしれないが、
新聞が過去最大の赤字に仕方がないという論調には呆れます。他人事です。
私は思うのです。本気になって欲しいと。誰が・・政治がです。
この国が繁栄しなければ国民の生活は豊かにはならないのです。誰もがわかることです。国民は愚にして賢です。政治が本気になって少子化による弊害を訴えれば、そうです。高齢者への厚遇・福祉を減らし痛みを伴うことを辞さず、
少子化に立ち向かう、その本気度を示すときです。
SDGsもそうです。政治が企業に迫るべきです。50年までに・・二酸化炭素の排出をゼロにするなんて、悠長なことではなく、20年前倒しして、30年までにゼロにすべきです。既得権益者を切る覚悟がなければ、国民は他人事です。
貿易赤字もそうです。朝日新聞ですら原発を停止したのが赤字の要因になったと言っているのです。全てをまず、動かせば良いではないですか。そして赤字を解消するためのイノベーションを起こす決断を国民に迫れば良いのではないでしょうか。
そうなのです。この国の課題は明確なのです。
問題は、政治もメディアも国民も・・・誰もが本音では他人事なのです。
かく書き込んでいる私も他人事で済ませているのかも・・・・
人は本当に困らなければ・・・わからない生き物でしょうか。Goto
コメント