ピッチクロック

時間をうまく使うことが人生を謳歌します。

6年ぶりになります。岐阜でプロ野球が開催されました。招待頂き観戦に。
我らがドラゴンズと新井新監督率いる赤ヘル軍団・カープとの試合でした。
結果は・・・息詰まる投手戦・私が球場を後にした7回まではゼロ・ゼロ。
ですから。私の中では引き分けでした・・・が、8回に1点取られ・・惜敗。

なぜ、途中で帰ったかと、申しますと、寒かったからです。
7回のドラゴンズの攻撃までで・・・試合開始から2時間30分以上が経過。
前の席にいた各球団のスコアラーに聞くと、ここからが長いのです。
1時間は掛かりますよと。もう少し防寒してくれば良かったのですが・・ビールも入りましたので。

気温も下がって10度台に。トイレには長い列が・・・風邪を引いてもねぇ。
てなわけで、大観衆が湧き上がる雰囲気を堪能しましたので・・
やっぱり・・・生で観戦するスポーツは良いですねぇ。

日本の野球機構がどう判断するのか。注目されているのが・・
今年から大リーグが取り入れたピッチクロックです。
昔我らがドラゴンズに今中という投手がいました。彼の特徴は高校野球並みのクイック投法です。捕手からボールを受け取ると、間髪入れずにすぐ投げます。

ある評論家が・・もう少しゆっくり投げてはどうか。それでは投球が組み立てられないだろう・・と彼に。今中投手曰く。僕は投げてる最中に次にどんなボールを投げるか、考えているからと。誰もが唖然としたのですが。
でも彼の投球はテンポが良くって。評価は高かったですね。

最近のプロ野球。試合時間が長い。大リーグの話ですが、03年には2時間46分だったのが21年には3時間10分に。これでは「タイパ」(タイムパフォーマンス)を重視する若い世代に飽きられてしまう。どうしたらスピーディな試合になるか。それで考えだされたのが・・・投手は捕手からボールを受け取ったら15秒以内に投球動作に入る。でなければ、1ボールが追加される。一方打者は制限時間の8秒以内に打つ準備を終えねば、ストライクが追加される。という新ルール、それがピッチクロックです。

私もせっかちな方です。
ピンチになるとベンチからコーチが出てきて・・気合いを入れるシーンや、
投手が緊張しているのでしょうか。捕手のサインに何度も首を振って、
なかなか投球しない・・そんなシーンには時間が掛かるというよりは、
そんなことで間をとっても、事態は変わらないのにと思ってイライラして
見ています。大概は中継のテレビを消してしまいますが。

大リーグではピッチクロック導入に際して・・・さすがですねぇ。
「ピッチコム」という電子機器を投入しました。投手あるいは捕手が球種とコースを送信すると相手は音声で情報を受け取れるシステムです。これですと、時短が可能になります。導入前と比べ30分近く短くなったそうです。

日本でもピッチクロックの制度が導入されるかどうか。
観客数の減少は経営を脅かします。改革には賛否両論ありますが、
来年には導入されるのではないでしょうか。なんだかんだ言っても、
野球も米国の追従ですから・・・・

私は思うのです。働き方改革の究極は時間を合理的に使い、
生産性を上げることです。何を持って無駄な時間であるかは
個人によって違います。ですが、野球に限らず、時間を大切にすることは
人生を謳歌することでもあると思います。

私は今中投手のファンでした。
それにしても、我らがドラゴンズ・・・貧打ですねぇ。
でも、去年あれだけ大騒ぎしたヤクルトの村上さまですら・・体たらくです。
ドラゴンズ・今は他球団を油断させるために最下位に甘んじていますが・・
優勝は間違いないと思っています。やれやれ・・・Goto

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