海況

サンマの町・女川・初水揚げで活気付く・・・

我らが・・宮城県・石巻地方からの便りです。
私の愛読紙・石巻日日新聞から拾った話題です。

「お待たせ!秋の味覚到着」・・・宮城県・女川魚市場で
今年初のサンマが水揚げ(9/27)されました。昨年とほぼ同時期、
海況変化でサンマ船の入港は以前より1ヶ月近く遅くなっての初サンマです。

初水揚げしたのは石巻市に船籍を置く「第3鹿島丸」・・日和山にある
海運祈願の鹿島御児神社が名前の由来でしょうか・・が北海道沖で
漁獲した53トン。女川町は全国有数のサンマ水揚げ量を誇るだけに
街も一気に活気付いたようです。

船長は「8月半ばから漁が始まり、当初はまとまった漁獲がなかった・・
9月の上旬に上向き、魚体も比較的大きく、不漁だった昨年と違って目視で
群れを確認できる」と肌感覚で今年は期待できるという。

同市場の役員は「昨年よりも海況が良さそうで、このまま水揚げが続き、
サンマの町女川に活気をもたらしたい」と話す。
初競りはご祝儀相場もあり1キロ当たり680〜390円と比較的高値。

生鮮サンマを取り扱うワイケイ水産が直送サービスの受付を始めており、
この日は25トンを競り落としました。ワイケイ水産は親和・質素を社是に「お魚はおいしいもの。それは海の町女川に住んでいる私たちには当たり前のこと。その当たり前をおいしい!と思う人を増やしたい」そんな理念の会社です。

東日本大震災で被災、多くの善意に支えられ復興した水産加工企業です。
社長は「津波に襲われた。そんな時私たちを救ってくれ、一番頼りのなったのが
『人とのつながり』お世話になった皆さまに励まされ、もう一度前に進むことができた」と・・・
そして女川から日本へ、世界へ、まごころを届け続けたい。
その覚悟を胸に、今日も女川の海で生きていく・・・と。逞しいですね。

水産庁の長期海況予報では、昨年同様の低水準と事前発表しているが
女川魚市場では今季のサンマ水揚げ目標は1万トンを予定しているという。
どうか、豊漁であれと祈らざるをえない。

そうそう・・・私もまだ、今年はサンマを食卓に載せていない。
ワイケイ水産ではシーズンが終了する11月末まで「生サンマ」の注文を
受け付けるという。それでは・・・早速に注文してみなければ・・・

そうそう、香川県産のすだちを送って頂いた。甘口の冷酒も冷蔵庫に。
この地方では辛口で有名な荘川ダイコンもある・・・これが良い。
久しぶりに七輪に炭を起こして、サンマを目刺しにして・・
女川のサンマ・・・堪らないね。

海況が女川に元気をもたらしてくれますように。Goto

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