ネット・SNSのニュースには注意を払って欲しい。
私の情報源は新聞です。新聞の情報が全て正しいとは限りませんが、
少なくとも、インターネットの書き込みとは異なる。なぜなら、記者が書いた記事が、事前の検閲なくして紙面に載ることはない。
記者は記事を書くには取材する。記事を編集局に送る。デスクが読み込み、字数を調整する。校閲が誤字・脱字がないか、チェックする。担当部長がGOサインを出す。そして整理部が見出しを付け、紙面に割り振る。ざっと、これだけ人の手を潜って発行される。だから、新聞の記事には信頼性がある。
最近、インターネットだけで情報を得る人が多い。ニュースサイトならばある程度は信頼できるが、個人のSNSなどの投稿・・・正しいとは限らないと思って目にしているかといえば疑わしい。
米国の研究だが、およそ3000人を対象として、48時間以内に発表されたニュースの正確性を評価する試験を実施。あるグループには正しいかどうかをインターネットで調べるように依頼。別のグループには依頼しなかった。
結果はインターネットで調べたグループが、より嘘のニュースを信じた。5回の試験では一貫していた。下手に検索するとより悪い結果になる。研究者は「検索して質の悪い情報源の記事に当たり、嘘のニュースを信じるようになったと解釈しているのではないかと。情報が溢れているインターネットの世界、使い方を誤ると嘘に振り回されることになる。
だから、新聞を読めとは言わないが。インターネットでしか情報を得ていない人は、少なくとも新聞社が運営するサイトのニュースや情報にも目配せすべきだ。私のスマホ。恐ろしい。私に興味がある情報を学習し、好みに合った情報ばかりを提供してくる。そのことに気づかないまま。
実感していないかも知れないが・・・恐ろしいのは、米研究者が解釈するように自分が見ているニュースは嘘でない。真実だと思い込むこと。いまではAIを使って嘘の画像も簡単に作ることができる。見抜くことが容易ではない。
いつ・誰が発信したのか。他のニュースサイトではどうなっているのか。確認を怠ると嘘の世界に入り込んでしまう。識者は情報を上手に取捨選択せよというが簡単ではない。だから、私は新聞を情報源の柱にすべきだという。そうです。新聞を読もうと。
今更・・新聞を購読するなど考えられないという人は多い。
なかなか理解されない。であれば、少なくとも新聞社のサイトぐらいは検索して欲しい。それも面倒だというなら、お手上げだ。Goto
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