啓蟄(けいちつ)

AI✖️Xの時代が到来しました。共存を考えましょう。

冬眠から目覚めた虫や動物たちが土の中から出てくる頃・・それが「啓」=「開く」「蟄」=「冬籠の虫」をあらわす二十四節気の「啓蟄」です。
春3月上旬は七十二侯も次なる季節として、眠っていた虫たちが「戸を開いて」動きだす頃との意味合いで「蟄虫戸を啓く」です。

虫たちが目覚めれば、それを餌とするスズメやヒヨドリたちの囀りも賑やかになり、大地をせっせとついばむ姿が見られるようになります。
虫や鳥たちに誘われ、私たちも心がウキウキ・ワクワクする春到来ですね。

さてさて・・・24年、春到来で・・蠢きだすのは何か。色々ありますが、私は究極「AI✖️X」だと思います。AIがあらゆるモノと結びつく「AI✖️X」時代の到来です。Xとはツイッターを買収したイーロンマスク氏がTwitterを改名した「X」ではありません。間違いなく。

先般、我が社の「地域みっちゃく生活情報誌」に掲載されたのが介護施設で「ロボット」が人手不足を担うという広告です。そのロボット君、今はまだ介護に特化したAIを搭載しているだけですが。それでも人間よりも忠実に確実に要介護者に寄り添って頑張ってくれています。このロボット君に近い将来「AGI(人知を超える汎用AI)を塔載」する予定だそうです。「自ら学び人間のように振る舞うロボット」。AI✖️XのXがこのロボットです。

昨年は、ご案内の通り、チャットGPTが話題になりました。我々の質問に瞬時に答えてくれるAIです。これもAI✖️XのXが「物知り博士」です。GPTは大概の疑問には答えてくれます。この物知り博士にAGIを搭載しますと、疑問に思ったことから派生して、その先、どうすれば質問者にとって一番よい答えかを示してくれるようになります。それも、質問した人に合わせてです。

これって、このように考えられませんか。インターネットが普及。地球の裏側の情報が瞬時に伝わるようになりました。高度の情報化社会です。そしていつでもどこでも誰とでも繋がる社会となりました。そしてその必然としてAI(人工知能)がもたらす社会変革が起こり始めました。そのAIがあらゆるモノやサービスと結びつく「AI✖️X」時代です。でです。

それは去年までの話です。この春、蠢き始めたAIはさらに進化を遂げ、AGIを搭載して登場するのです。難しいそうに聞こえるかも知れませんが。AIが人間を補完する知能であるとすれば(AIもまだこれからですが)汎用性を持ったAI=AGIは人類と共存し人知を超えた働きをします。そうです。

冬眠から覚めたAIはAGIに変革して姿を現したのです。専門家たちには、人類にとって脅威だと警鐘を鳴らす人もいます。でも、このXは一気にではありません。何年かかけて徐々に移行して参ります。その間にどう共存するかを考えれば良い。そんな「AI✖️X」の時代に注視しましょう。Goto

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