ここで、デフレに戻ったら、二度と日本経済は浮上しない。
改めて知るのだが。バブル経済の成長が如何に凄かったのか。
バブル崩壊後の日本経済が如何に低迷していたのかが・・
内閣府が発表した2024年4〜6月期の国内総生産(GDP)で名目GDP実額が年換算で607.9兆円となり・・元安倍首相が掲げた15年に掲げた「600兆円」の目標に9年かけて到達した。
名目GDPは1973年度に初めて100兆円を超えた。
78年度に200兆円に。83年度には300兆円に。
88年度には400兆円と5年ごとに100兆円づつ増え、
92年度には500兆円を超えた・・・・
それから23年度まで32年間・500兆円前後で推移してきた。
バブル崩壊もあった。リーマンショックも・東日本大震災もあった。
色々あったが、日本経済が長期にわたって低迷してきた証明がGDPが
全く伸びなかったことだ。
それを何とかせねばと、目標を600兆円に定めて取り組んだのが安倍政権です。
それが9年も掛かってしまったが達成したのです。「新しい資本主義を掲げて取り組んだ岸田政権の成果だ」「新しい経済ステージの実現に向けた大きな一里塚だ」と新しい資本主義の意味がわからないのだが「賃上げと投資が牽引する成長型経済への移行を示す数字だと、胸を張るのもあながち間違いではない。
とは申せ、問題はあるだろう。牽引の主役は自動車産業・認証不正問題など抱えながら、踏ん張った結果である。円安に高収益を上げる大企業の力である。まずはその努力を評価すべきだ。どんなこともそうだが、パイが大きくならなければ、分配することはできない。多少の歪みがあったとしても、さらにパイ(GDP)が大きくなれば、あらゆる問題を内包してより多くの国民への分配も増えるというものである。
ここに来て、節約志向が高まり始めてきた。
コンビニのおにぎり・「しゃけ」と「ツナマヨネーズ」新商品の価格が138円。
「しゃけ」は3割安。「ツナマヨ」は1割の値下げである。パッケージには「嬉しい値」と記されている。節約志向・財布の紐が硬いのはわかる。2人以上の世帯の実質支出が前年同月より減っているとの調査もある。
朝日などは盛んにGDP600兆円を超えても、
経済の「実力」が伴わない成長だ。意味がないと、盛んに批判するのだが、
経済の回復が満遍なく進むことはない。凸凹を繰り返しながら成長するものだ。
でもです。ここで、またゾロ500兆円台に逆戻りしてみなさい。それこそ、32年間も成長していない・・デフレに戻ってしまう。
そんなことになったら、それこそ。
日本の経済が浮き上がることがなくなる。Goto
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