自公過半数割れ・・・

政治の混乱期に入った。国民が選択したことを忘れない・・・

さてさて。昨夜から雨が降りしきっています。
まるで、過半数を割った自民・公明の涙雨のようだ。
政治が混乱期に入った。今後どうなるのか。

考えられることを何点か述べる。
191議席・比較第1党の自民党が、公明党24と合わせ215議席。
無所属当選者を加えて過半数の233を確保するには18議席が必要だが
足らない。剛腕を奮って数を集める力量のある政治家はいない。

民主主義は数だ。数合わせが始まる。
単純に考えれば、維新38か国民の28、いずれかが加われば
連合政権が成立する。しかし、野党は少なくとも
裏金批判をしてきたのだ。裏金当選議員を加える自民党と
政権協議をするのは難しい。

となると、まずは過半数を目標ラインとした、
石破首相が進退をどうするか。退陣せざるを得ないであろう。
退陣を表明すれば、自民党の総裁選挙を実施することになる。
国会議員と都道府県の代表だけで選ぶことになるだろう。

自民党の新総裁が誕生。公明党も現職の代表が落選したのだ。
新代表を決めねばならないだろう。自公のトップが変わり、
自民党が裏金当選議員を加えなければ野党も頑なではなくなるだろう。

どこの野党も連合政権に加わる可能性が出てくるのではないか。
自民・立憲の連立政権もあり得る。

でなければ、立憲・維新・国民合わせて214。233になるまで
他の野党が加わって連立政権を樹立する案も出てくる。
政策協定を結ぶにしても容易ではない。時間が掛かるだろう。

私は、この政治の混乱期を良しとする。
それぞれの政党が総選挙で訴えた政策をどのように実現するか。
そのことを大前提として、駆け引きが始まることになる。

政治は妥協の産物である。どんな政権の枠組みになろうとも
責任ある立場になれば、自己主張ばかりすることはできぬ。
合意点を模索することになるだろう。それによって政治が揉まれ、
醸成する。その意味で、政治の混乱期を我々は受け入れねばならない。

日本は日本だけでは成り立たぬ。11月に入れば外交日程が目白押しである。
その会議に日本の首相が出席できないようなことになれば、
それこそ国際問題になり、国力の一層の低下を招くことになる。

この状況を決めたのは、国民である。そのことを忘れてはならない。
国民が政治に関心を持つことができれば、この国の未来は明るい。
その代償が政治の混乱期である。私はそう考える。Goto

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