毎日新聞の就任評価がいちばんですね。
私如きが世界一の大国・アメリカの最高指導者・大統領のことを
とやかく言っても始まらないので、新聞各紙からトランプ大統領の
就任をどう捉え評価しているのかを、見てみたい・・・
日経・・・「トランプ王朝」はいらない。(ワシントン支局長)
扇動的で傍若無人になった。米大統領が力による現状変更を仄めかしてはあかん。米国第一主義が自分第一にならないか?トランプ王朝が誕生するかと思うかの質問に「ありえる」と答える自分第一主義は許されない。
世界に必要なのは王朝ではなく、法の支配と開かれた経済を守る信頼の防波堤ではないか・・・と筆は走るのだが。果たして、命を賭けて掴んだ、大統領の座。
公約したことは就任初日から次々と果たして行く姿。大統領制の物凄さに圧倒されるのだが・・・日本経済の機関紙である日経・こんな情緒的な批判記事で良いのか?今後の経済の見通しを書き込んで欲しい、
朝日・・・先鋭化し復権・未知の領域に。(米国総局長)
4年前の大統領選で敗れると結果を認めず、支持者は議事堂を襲撃した。
衝撃的な映像と、批判しないトランプ。民主主義の根幹部分を損ねたトランプの「政治生命は終わった」と思った。だがトランプは内向きのうねりの中で戻ってきた。
戦後80年の節目に、不確実性が増す世界になった。1期目より先鋭化した第2次トランプ政権が誕生した。私たちはこれまでにない未知の領域に足を踏み入れた。と書き込む。そうでしょうか。明日は誰にとっても未知ではないのか。「米国第一」を掲げてトランプは復権したのだ。そこをしっかりと見定めなければ、感傷的な記事にしかならなと思う。朝日的だが・・・
読売・・・米国・歴史の転換期(アメリカ総局長)
トランプは自らを「現実主義者」と評した。過激な主張を現実に合せて巧みに調整できれば好況は持続し政権は安定起動に乗る。「米国第一」の流れは当面、加速する可能性もあるが、それで「偉大な米国」と呼べるか?
トランプは「米国の黄金時代」が始まるといい、敵対してきたテック企業が露骨にすり寄るのは地殻変動の気配を嗅ぎ取ったからだ。試金石となるのが、米国経済を一層の繁栄に導けるかだ・・・と冷静に見る。日本はどうするのか。批判ばかりしていても自己満足に過ぎない。現実はトランプが大統領なのだ。同盟国である日本はすり寄る以外の道があるのか。
毎日・・・問われるリアリズム外交(編集局次長)
私は思う。毎日にはワシントン支局を設置する力がないのかと。
次長は4年前・連邦議会襲撃事件のおり、ワシントンで取材・今は東京だ。
だからこそだ。非常に冷静な判断を下している。
日本はトランプ政権とどう向き合えば良いのか。「米国第一」を掲げるトランプ政権の政策が日本の方針と合わぬことがある。迎合する必要はない。衝突を避け、協力できる分野で関係強化を進めるべきであろう。
トランプ=米国ではない。米国議会には日本との関係を重視する議員も多い。
日米の民間企業の協力も視野が広い。日本が協力すれば国際秩序の安定化のために貢献できることは多い。米国の穴を補完する形で、日本が国際的な責任を担うことを模索する道もある。と評する。実にまともな分析である。
毎日らしくないと言ったら叱られるが。
トランプが世界を揺るがすようなことをしても感情的になるな。冷静に対応する。リアリズムに徹してトランプの荒波を乗り越える覚悟を持つことが問われる。私の思いと同じである。米国にいない東京の編集局次長だから、
こんな総評ができるとしたら・・他紙のワシントン支局って?Goto
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