訪日客2000万人突破

年間・約4000万人視野・約10兆円可能・観光産業を生かす・・・

毎度のことで面白くないかも知れないが・・・
地方を元気にするにはどうすればいいのかと真剣に考えている私としては、
このテーマは外せないと思うので取り上げる。

政府・観光局発表です。
25年、上半期の訪日外国人客数が前年同期比21.0%増。
上半期として初めて2000万人を突破。目標の4000万人が視野に入った。
消費額(速報値)も4兆8053億円で過去最高・10兆円を超す見込み。

増えた理由は円安で日本が旅行先に選ばれやすくなったのが要因。
大阪万博も後押ししている。消費額は客数の増加に加え、
物価高を押し上げる要因ともなっている。

国別では韓国が478.4万人(7.7%)
2位が中国で53.5%増の471.8万人
3位は台湾・328万人・米国が170万人。
単月の訪日客数は前年同月比7.7%増の337.8万人。

消費額の費目別では宿泊費・9714億円。全体の38.5%
買い物代が6623億円(26.2%)・飲食費が5309億円(21%)
1人当たりの支出額は23万9000円。最も高かったのは英国44.4万円。
イタリアやドイツも40万円超だった。ちなみに中国は24.8万円(12%減)

消費単価は伸び悩んでいるのだが、これだけの人数と消費額になると、
日本経済としてはもはや無視できない影響力になっている。

傾向です。上位3カ国。日本観光慣れしてきたのでしょうか。
日用品など価格が手頃なディスカウントストアやドラッグストアなどが好評。
化粧品・医薬品・健康食品やサプリメントなども人気。

百貨店の免税売上は高級ブランド品を含む一般物品の売上高が46%減。
一人当たりの購買単価も37%落ち込んだ。専門家はこの傾向を「訪日客の予算の中で宿泊や飲食はある程度固定されているが、買い物代は為替などを見ながら、その場で調整しているのではないか」日本を研究し賢い買い物をしていると分析する。

観光は年間に換算すれば、4000万人・10兆円の産業に成長してきた。
訪日客の傾向は中国・台湾で6割超。消費傾向も細かく分析できている。
このデータを元にどんな対策を立てるんべきか。

観光産業は裾野が広い。直接には関係ないと思っている人も多いだろうが。
日本経済の様々なところに影響力を持つ。そのことを理解せねばならない。

国は国の立場で、中国や韓国との外交も含め考えねばならない。不安定では継続発展が難しい。地方は地方で、どのように地元に誘致するか、観光資源を掘り下げねばならないだろう。関係する産業はそれぞれの分野で訪日観光客用の製品を提供せねばならない。国民は「おもてなし」とは何かを今一度考えねばならないだろう。

人口が減少・経済が縮む。日本経済の国際的地位が低下しているなどなど、
元気のでる材料が乏しいのが日本の現状です。それに地方の衰退は目を覆う。・・なかなか未来に向かって希望が持てない。

でもそうでしょうか。私はそんなことはないと言いたい。
少なくとも海外から日本を観光したいという人が増えているのです。
経済の活性は人が集うことです。訪日客を経済の活性にもっと、もっと、
生かそうではありませんか。Goto

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