文科省よ。お茶を濁すな。

夏休み。親は子どもの実態をしっかり見るべきではないか。

まぁ・・当たり前と言えば、これほど当然の結果はないのだが。
でも、考えさせられる。だから、書き込んでみる。
夏休みです。子どもは何をしているのでしょうか?

テレビの報道では連日、猛暑・猛暑・熱中症対策をしっかり。
酷い報道では、街を歩いている若者が倒れた。熱中症らしいと報ずる。
挙句は「運動はするな」「外へ出るな」まで言い出す始末。まぁ、体温を超える温度です。納得するのですが・・・夏休みの子供たちは、どうすりゃいいのか?
エアコンの前で過ごせっていうのでしょうか?

そりゃ、ひと昔前のように。灼熱の太陽を浴びて野山を駆け巡れってことにはならない。ラジオ体操もおざなり程度。プールも暑いからと行くなです。
となるとですよ。親は共働き。監視はない。ゲームに講じるか。それとも
寝ているか。よほど、意志の強い子なら別ですが・・ボーとして日長を過ごすってことに。こんな夏休みの子どもの過ごし方を想像すると恐ろしくないですか。

文科省が小6と中3年を対象に実施した25年度全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)の成績とアンケート調査の分析結果を公表した。乱暴な物言いで恐縮ですが。こんな当たり前の報告しかできない文科省・これがこの国の子どもを怠惰にしている元凶だと思った。

分析結果のひとつ。
「読書は好きか」という設問に対し、好きと回答した児童生徒の方が、
国語・算数・数学・理科の全6教科で成績がよかったという。
それって、当たり前じゃないですか。読書は教育の基本中の基本ですよ。

分析はこんな風です。小学国語の平均正答率67%。読書が好きに「当てはまる」児童は正答率が73%と高い。「当てはまらない」児童は56%。読書が好きかどうかで17%の差があった。ただ、読書が好きと回答した小6の割合は36%で24年度から5.5%減少。中3年も7.6%減の30.4%で、いずれも過去最低を記録した。

さらにです。平日に授業以外で本を読まない小6は29%、中3は41%、これは過去最高だったと。これを分析というのかどうかも怪しいのだが、全教科で蔵書数が多いほど成績も良かったと、数値を公表する。これだとて当たり前でしょう。
全国学力テストをこんな当たり前にしか分析しない文科省って。大丈夫かって?思いませんか。

ことの本質は、そんなことではないでしょう。
本を読まねば学力が上がらないだけではない。人間として未成熟のまま大人になってしまう。その危機感を発表すべきでしょう。親がです。親が本を読むのを日常化すれば蔵書も多いし、子どもも本を読む習慣が身につくってことも言わねばならいでしょう。教師に対しても学力が低い生徒のエリアは真面目に働いていないと言うべきでしょう。「本を読むように」と子どもを指導せよと号令を発すべきではないでしょうか。社会に格差や分断が起こるのも「本を読まない」からです。

文科省はこの国の未来のために、自信と誇りを持って本音を語るべきです。
いかにも当たり障りのない分析結果でお茶を濁してはあかんです。
せっかくの「全国学力テスト」なのですから。

夏休み。子どもの生活がどうなっているのか。
今年の夏はカレンダーのめぐりから親の夏季休暇が長い。
子どもとじっくり向き合う。そのことも文科省は訴えるべきです。
本当に、教育に携わる国の機関が文科省ならば。Goto

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