11号車11番C席。
江戸に向かう新幹線は、11号車、11番のC席を指定する。大方予約が可能。新幹線オタクなら解かるが、優れモノ席である。名古屋から江戸までは、1時間38分。この時間はとても、手頃で有意義、ゆったりと楽しむ。
昨日、午前中は岐阜。昼に江戸に移動した。都は、正月気分に包まれているのかと思えば、華やいだ雰囲気も無く、オフィス街全体が、「内に秘めた闘志」といった落ち着きが感じられる。日本経済に、明るい材料が見当たらない新年。幹部が気を引き締めて、仕事始めに望んだ結果だろうと、推察する。
都内移動の中央線車内。同行してくれた幹部が、「見てください。この車輌、全ての広告が、不動産。物件と開発会社は違うが、企画、構成は一社が担ってます」「これって、広告会社の仕事ですよね。しかし、不動産の企画会社が仕掛けてる」「OOHは広告会社の専売特許じゃないですね」
知恵は、耳をそばだて、目を凝らし、五感を働かせてこそ、沸いてくるものだ。江戸の若き幹部の一言に、彼のプロとしての成長に改めて敬意を表すとともに、正月ボケが吹っ飛んだ。(OOHとは、ある一定の場所をすべて、同一広告で埋め尽くす広告手法のこと)
ところで、新幹線11号車の優れモノ席だが、なぜ、優れモノかといえば、この席はC席、三人掛けの通路側。前の二つ、12番と13番はAとB席しかない二列席。前に座席がない。ということは、足も伸ばせるし、新聞を両手で広げても、周りの人に迷惑が掛からない。ゆったり席。
鞄に資料や新聞を詰め込んで乗車しても、ゆっくりと仕事ができ、新聞も読める席、ってこと。だから、優れモノ。江戸の刺激を忘れずに、帰りの新幹線でも一仕事。それには?やっぱり優れモノ席、と、20時20分の「のぞみ」。自由席を11号車11番C席に切替。意気揚々と乗込んだ。
「あれー???????」前の座席は?10番C席。
Goto
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