世の中には、分からないことが多い。
2007年の国際収支、黒字額25兆円。
過去最高を更新したと、財務省が発表した。
海外投資からう受け取る所得収支が16兆2730億。
自動車、鉄鋼などの輸出が好調で貿易黒字も三年ぶりに増加したという。
千や万の単位なら分かるが、兆の単位となると、現実離れだが。
国際収支とは、国の輸出(収入)と輸入(支出)の差と考えていいだろう。
国を家庭にたとえれば、この黒字は、収入と支出の差が、月に2兆円以上あった。ということ。
家計は過去最高に儲かった。ことになる。
この収支で気になるのは二つ。
ひとつは、投資などによる所得収支が、輸出などの貿易収支より、多いこと。
モノづくりより、金づくりが、収益を生み出していることが気になる。
もうひとつは、国が過去最高の収益を更新しながらも、
庶民の暮らし、地方の経済がまったく、潤っていないのが気になる。
さてさて、この一年も、国(家庭)は、25兆円のお金が貯まったはずなのに。
財政(父さん)は借金で首が回らず。自治体(母さん)は欲しいモノも我慢して。
経済(にいさん)は青息吐息。社会(姉さん)は金欠で悩む。
一体全体どうなっているんでしょうかね?
私たち庶民が知らないところで、贅の限りを尽くしている人が、いるんでしょうねぇー?
金は天下の回りモノといいますが、回らないものですね。
分からないことが、多い、世の中です。
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