世の中混乱すると言うけれど。
このまま、政治が膠着を続けるなら、31日で、道路特定財源の暫定税率の期限が切れる。
その結果、ガソリン代が25円値下げになる。
昨今の原油高で、ガソリンの価格が165円を付けている。
公共交通網が整備されている都会の人にとっては、深刻ではないかもしれないが?
地方では、次々にローカル線が廃止され、路線バスは民営化、その運行数も減らされ、
手足をもがれる状態では、自家用自動車は命綱。
そのガソリン税が減税されるのは、大歓迎だ。
地方で細々と生きている庶民にとって、この減税は、延命装置だ。
このままでは、買い控えが起こり、4月1日には、ガソリンスタンドに長蛇の列。
国中が大混乱するって言う人がいるが?本当ですかねぇ?
値下がりしたものを慌てて買う人はいませんよ。
品薄で、値上がりするなら、駆け込み買いする人はいるでしょうが。
首長達が、既に道路特定財源は予算化されている。それを、廃止すれば地方自治体は混乱する。
混乱すれば、住民サービスが低下する。って言う。本当ですかねぇ?
民間企業では、お客様の都合で、契約が変更になることも、契約代金が不良債権化することもある。
一般家庭でも、予期せぬ冠婚葬祭や突発的な事故で、特別な支出を強要されることはよく起こる。
それでも、企業はリストラで。庶民は切り詰めて、乗り越え、生きていく。
なぜ、行政には、それができないのか?住民サービス低下って、脅しにビビッてはいけない。
予定の税収が入らなければ、もう一度、予算を見直せばよい。そして、議会を開けばよい。
安易に起債を発行、借金で賄うことしか、考えてないから、バタバタ大騒ぎするんだ。
為政者のプロパガンダに惑わされてはいけない。
暫定税率の「暫定」とは、しばし、しばらくの意味である。
(歌舞伎の暫(しばらく)はもめ事の仲裁に入る場面で「しばらく」「しばたく」と主役が登場する)
しばし、とは、歌舞伎はその程度だが?政治行政用語ではどの程度の時間を「暫」と言うのか?
50年?100年?すくなくとも、34年間は「暫」だったが?馬鹿馬鹿しい。
道路特定財源の暫定税率を廃止しても混乱は起きない。
むしろ、既得権益を守ろうとする古い体質が白日の下に晒され、
足らないモノはどのように補うのか。といった、構造改革が進む。
この国の混乱の原因は、本質、本道を踏み外した、例外や特別、特殊、暫定といった、
中途半端な付帯事項が溢れているからだ。
ここは一番。暫定税率を廃止して、決着をつけようではないか。
少なくとも。ガソリン値下げの恩恵を受ける庶民は、混乱に怯むことなどない。
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