転嫁

一汁一菜の時代に戻れますかね〜
私はどちらかと言うと、肉よりも魚派です。
その魚が食べられなくなる。そんな不安に駆られる昨日の全国一斉休漁です。
ストライキの理由は誰もが理解できることですから、述べる必要はありませんが。
私には腑に落ちないことが二つあります。
一つは、燃料高騰の原因は政府にあるのでしょうか?
勿論、世界的な原油高騰に、国が何らかのメッセージを発し、現状なり、対策を示すか。
それとも、国民に我慢や辛抱、覚悟を促すべきだと思います。
その対応が悪い。のは、理解できますが?税金で補填措置を取れと、実力行使に出ても???
もう一つは、物の値段は需給のバランスで決まります。なぜ、魚価にはコストが転嫁されないのか?
魚価は市場での競りで決まり、価格転嫁が難しいとのこと?でも、さんまの初値は一匹1000円。
品薄になれば、価格は跳ね上がってます。
市場原理とは別な価格体系があるのでしょうか?
日本だけでなく、漁業が盛んな国々も「漁業を見捨てるな」と抗議行動が続くと報道されています。
となりますと、原油生産国を除いて、全ての国が、原油高騰の煽りを食っていることになります。
日本は魚の40%以上は、輸入に頼っています。
輸入魚が、需給のバランスで価格が上がるのは避けられません。
政府に責任を転嫁する。輸入魚は価格に転嫁する。国内産だけは価格に転嫁できない。
どう考えても、腑に落ちない。どなたか、教えて欲しいものです。
果たして、20万隻のストライキ行為で、この難問が解決すれば良いのですが?
ストライキは、確実に品薄を招きます。
そうなりますと、国内の魚価も市場原理と違う仕組みが合っても、原油高、原材料高で
あらゆる物価が跳ね上がると同様に価格に転嫁されます。
となりますと、食卓に魚が並ばなくなります。
魚派の私は、一汁一菜では、満足できないんですが。
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