志望

邪魔にならぬように。
一昨日の話になります。
若者との出会いに刺激された一日でした。
我社の最終面接。希望に輝くキラキラした目。一言一句を貪欲に吸収しようとする態度、
自分の考えを正面からぶつける素直さ、率直さ、素晴らしい人材との出会いでした。
この歳になりますと、会話の端々に、ここまで、育てられた両親の人柄、
家族の温かさなどが目に浮かびます。
どの子も、親から見ればまだまだ、頼りなげかもしれませんが、
それはそれは、ハキハキとして、自分の思いの丈を堂々と述べてくれます。
一緒に働けるのが楽しみです。
午後、京都の大学で「広告業界の未来について」話をさせて頂く機会を得ました。
メディアに興味がある学生やジャーナリスト志望の学生に、役立ったかどうか、甚だ疑問ですが、
マスコミの業界は、たとえメディアの盟主である新聞社でも、メディアの王様と言われるテレビでも、
従来のビジネスモデルでは、生き残れない。その兆候が顕著に表れている。
その原因は、ネット社会による情報収集の変化にあるのではない。ビジネスモデルの陳腐化にある。
衰退著しい新聞社を分析すれば一目瞭然だ。
メディアの使命を貫きながら、新しいビジネスモデルを構築する必要がある。
ただし、それができるのは、現存のメディアのスタッフではない。若い君たちだ。
是非、マスコミ界のために、希望を持って、志望に一直線に進んで欲しいと、
訴えてきました。どこまで、上手く伝わったかは分りませんが。
この歳になりますと、志望に燃える若者のキラキラした目に出会えるのは嬉しいことです。
彼らのために、邪魔にならぬように。と思う一日でした。
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