新聞広告も時代とともに変化しています?
広告屋という職業は。因果な商売です。
常に注目を集めること。関心を引くこと。新しい仕掛けを試みること。などなど、人を驚かして、行動に駆り立てることばかり、考えています。
時々、行き過ぎまして、それが、誇大広告となって、世間の指弾を浴びるケースがあります。
我社は、現在地域密着型の情報誌(フリーマガジンと称しています)90万部を、限定されたエリアの家庭に配布しています。
対象はファミリーですから、生活情報に関心の高い若い女性は勿論ですが、男性にも興味を抱いて頂ける内容。年配の方にも楽しんで頂ける地域の話題。子供(小学生以上)が手にしても、無理のないような紙面ず作りを心掛けています。
その際。気を使っていますのは、掲載の基準です。
我社の情報誌は他のフリー情報紙・誌と比べ、お客様から掲載基準が少し厳しすぎるんでは。とのお叱りを受けるほど、自主規制した基準を設け、読者の期待を裏切らないように注意しています。それがお客様の業務向上に繋がると信じています。
我社は、その出生が新聞広告の取扱でしたから、新聞の掲載基準、考査、審査の洗礼を受け、紙媒体とは、如何なるものであるかを十二分に理解して育った結果だと思っています。
昨今の新聞広告。往年の権威はどこに行ったのか?と、疑うほど、びっくりするような、紙面構成が行われています。広告屋が驚くのですから、読者もさぞや、びっくりされると思います。
私の愛読書のひとつ、文芸春秋の新聞広告。下に写真を添付しましてので、ご覧頂きたいと思いますが、昨今の紙面の使い方には定義が無くなったのか?と思いつつ眺めました。
大胆で目を引く広告。それで、良いのでしょうが。隣の紙面から、全五段の広告が突き出しているのです。ま〜。目立ちたいのは分りますが・・・・・。芥川賞を全文掲載していると、言いたいのでしょう。
この2ページに亘る体裁、朝日と読売だけ。毎日と日経は全五段の見開きです。
なぜなのか?理由はよく分りませんが?広告代理店の恣意的なものでなければ良いのですが。
私的には、少々やり過ぎ。全頁広告だけで十分ではないでしょうか。天下の大新聞二社の見識を疑います。もう一つ、やり過ぎではないですが、驚いた広告があります。
空白広告です。通常の広告紙面に、スポンサーの意思で、空白にして、社名のみを記す手法はありますが、突き出し広告と言って、記事にはみ出す広告を空白にするのは非常に珍しい。
思わず、眼を引きますから、広告効果は抜群です。内容も貸金業者の「利息」が付かないで融資する。(但しの条件は付いてますが)との衝撃的広告です。
私はこの広告、なかなかだと思いますが。記事の一部が空白になる紙面。私は驚いて見ました。新聞社の掲載基準との兼ね合いはどうなっているんでしょうか?中身に問題がなければ、如何なる広告でも可能なんでしょうか?
新聞広告の掲載基準が、以前と変わったとの報を受けてませんので、なんの問題もないにでしょうが、
我社の生活情報誌の紙面づくりの方が、もう少し、真剣に広告を。読者を。捉えている気がしています。
時代が変化してきたのでしょうか。
芥川賞の寸評は、明日にします。 Goto
2/10読売新聞より 2/10毎日新聞より
コメント
がんこおやじ殿
コメントありがとうございます。
年を取りますと、頑固になると申しますが、最近の年寄りは軟弱なのか?諦めが早いのか?それとも、他人に関心がないのか?頑固ではなくなりました。
アラカンを迎え、頑なで意地張りで、気難しくて、そのくせ、人情味の溢れるそんながんこおやじになりたいと思っています。
今後とも変わらぬご指導お願いします。
中広様の中広報をみて社長ブログの存在をはじめて知りました。昨年12月に1度 みんとさんを利用させていただきすっかり気に入って本年2月より年間契約のはこびとあいなりました。社長コラムの怒れ!!アラカン!
すごく感銘できる記事でしたので
今後とも楽しみにしております。