分ろうとしない限り人は、分らないものです。
人の言葉に、上げ足を取る積りはありませんが、何となく耳障りだな〜と思う表現があります。
スポーツ選手がよく使う「応援よろしくお願いします」などです。
応援なんか、お願いするな!!。頑張ります。とか、一生懸命努力しますとか。言えばよい。
私の知る限りでは、一流の選手は「ファン」に媚びることは言わないものです。
それに、国会議員の「議論が尽くされていない」も嫌な言葉ですね。
意見が明らかに対立しているものを、いくら長時間話し合ってみても、解決しないものです。
その違いが到底埋められないことを分かっているのに、審議をもっとやれ、議論が尽くされていない。と常套句のように声高に叫ぶ。耳障りったらありゃしない。こう言うのを、茶番劇って言うんでしょうね。
茶番でも、マスコミの「説明責任」が果たされていない。との主張にはうんざりです。
自分達がおかしいとか。納得がいかないことは、すべて「説明責任」が足らないと言う。
例えば、民主党の小沢代表が、建設会社のダミーである政治団体からの献金を受けたことに対して「背後に建設会社の存在があった」と認めなければ、説明責任を果たしていないと追及する。
そんなこと、認めてしまったら、それこそ、犯罪になるじゃないですか。どこに、マスコミに質問されて、悪いことをしました。犯罪行為に手を染めましたと、言う人がいますか。説明責任が足らないと言う方が虚しくありませんか。
企業の不祥事でも、役員がうち揃って、カメラの前で「申し訳ありませんでした」と頭を下げさせて、
それが「説明責任」を果たしたことのように書く。謝罪すれば説明責任でしょうか?溜飲は下がるかもしれませんが、説明責任とは違いますね。
「説明責任」って、一体何なんでしょうか?不都合なことを認めることでしょうか?内容を微に入り細に入り、詳しく述べることでしょうか?それとも、対象者が理解するまで何度も同じ説明を繰り返すことでしょうか?
私の持論ですが、分らない人は、何にを説明しても分らないものです。分からなくても説明すれば、それが説明責任です。乱暴ですが、そもそも人は、分ろうとしない限りは何も分らないものです。
応援よろしくとか、議論を尽くすべきとか。説明責任を果たすとか。さも、もっともらしい言葉ですが、所詮は相手に強要することでしかない。私には耳障りで、仕方がありません。
「え〜。お前の言っていること、さっぱり分らん。説明責任を果たせ」ですって?????。
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