郵政民営化

財界の苛立ちこそが、混乱に拍車をかける・・・・・
どうも日経新聞が、非民主政権に舵を切ったようだ。もともと日経は日本経済株式会社の機関紙なのだから、当然と言えば、当然だが。もう少し、見極めたらどうかと思う。
金曜日の社説で、民主党の郵政民営化見直しに注文を付けた。私は郵政民営化推進派。ここは躊躇なく、民営化を推し進めるべきだとの説を取る一人だが。
問題は民主党にあるのではない。民営化反対議員の自民党復党に「お帰りなさい」と迎えた安部元首相。かんぽの宿問題で、西川社長の更迭を叫んだ鳩山邦夫前総務相のちゃらんぽらん。
自民党が、郵政民営化推進を掲げて、4年前大勝利したにもかかわらず、それを、自ら放棄したのが、自民党大敗の大きな要因ではないのか?
民営化を反古にしたのは自民党であって、民主党ではない。「西川氏の辞任を要求するのは、民間会社への介入」だ「民営化を推進するのか?官営化に戻すのか?」と迫っているが、それはお角違いと言うものだ。
私は、民主党は民営化を推し進めると思う。時計の針を逆戻りはさせないはずだ。なぜなら、そもそも民営化には賛成なのだから。ただ、その内容と手法に問題があっただけである。
日経新聞の拙速な非民主党の姿勢は、財界の25%CO2削減の恐怖が「苛立ち」となって、噴き出したのだろうが、ここは、慌てない方が良い。
むしろ、自民政権の無謀ぶりを総括すべきだ。
そして「小さな政府」「経済成長路線」派に自民党を再生させる方が先であろう・・・・。
むしろ、日経が民主党に注文をつけるとするならば、外需依存型から内需拡大に舵を切ることに対する批判を強めて欲しいと思う。外需を重視しないで、国の繁栄などないからである。
日経新聞は日経新聞の役割があると思う。まだ発足もしていないのだから、新政権には、ぜひ、是々非々で望んで欲しいものだ。マスコミの拙速さが、国を危うくすることを忘れてはならない。
                                             Goto

コメント

  1. Goto より:

    日経だけではありません。読売の反民主政権の姿勢にも疑問です。17日の社説。あまりにも理性を欠いています。「公約実現」に腐心する「当たり前」の対応を批判するという愚に出ています。国民との約束を反古にせよとは?。マスコミのこのような為にする主張こそ、この国の疲弊を増幅させてきたのです。政権発足の日に、新政権に対する「不安」を煽るのは、信じがたい暴挙と言わねばなりません。福田内閣当時、小沢一郎民主党代表(当時)に大連立を呼びかけた、読売の最高権力者の責任は追及されなくて良いのでしょうか?その総括をしない読売新聞社に、明日を語る資格があるのでしょうか?大いに疑問です。
                 Goto
                  

  2. 向日葵 より:

    まさに同感でございます。
    NHKの深夜番組で、「国際標準規格戦略」に、日本の日立、東芝、三菱の共同プロジェクト30年かけて作り上げてきた、1100万ボルト送電線UHV企画の話、日本が、1100万ボルトを国際標準にしたのです。中国の助け舟もあり、感動して涙が出ました。国際標準規格は何とドイツが独占してるのですね。A4、B4判から、ボルトの大きさ、などなど。経済界は、本当に汗水たらして頑張っています。政治家の皆さん日本の国際的プロジェクトにもっと税金を使ってください。日経の皆さんもっと感動する国際的プロジェクトの記事を待っています。日本人は世界を羽ばたくことに関してはエールを送ってくれます。小さな町からも世界に羽ばたけることを考えましょう。