老化と酷使に抗う日々。
還暦を過ぎての、仲間内の話題は、健康のことばかり。何とも、非建設的なと、思うのですが。
それも、それ、いた仕方ないかと・・・。
親父殿は酒呑みでした。呑み過ぎの顛末は、慢性肝炎から、肝硬変、肝臓がんと、絵に描いたような肝障害で亡くなりました。65歳と一ヶ月でした。反面教師です。ですから、私は酒を呑みません。と、申し上げたいのですが、私も酒呑みです。
最近は、量も減って、健全な酒呑みだと思っていますが、親父殿を反面教師として、肝臓障害を起こさぬような、飲み方を心掛けています。休肝日を作るのでは、ありません。ノンアルコールビールを呑むのでもありません。(あれは、酒呑みにとっては邪道だと思っています)
では、どうするのか。毎月血液検査で、アルコールによる肝臓の障害度を計っています。数値が上がれば(目安は、ガンマーGTP二桁以内)一ヶ月間、好きな日本酒を止めて、アルコール度の薄い酒に変えます。それと、シジミを毎日、10粒ほど食べるのですが、多めに食べます。(薄い味噌汁に、ワカメとネギを入れて)そうしますと、大概。数値は下がります。
で、肝障害には、シジミが良いと、言われていますが、私には、効果があると思っています。
いや、信じているだけかもしれませんが。
シジミに多く含まれる成分、オルニチンが、効果を発揮するのだと、一袋にシジミ70個分のオルニチン含有の吸い物、味噌汁の素が発売され、よく売れています。最近、一粒で、シジミ300個分のオルニチン含有の健康食品も販売されています。
毎日シジミを食べるのは、とても、面倒です。砂出しをして、料理しなければなりません。また、一つづつ殻から身を剥がして食べるのも、なかなか難儀です。吸い物の素や錠剤を飲む方が手っ取り早くて、楽です。でも、一粒で300個分・・・・そりゃ、摂取しすぎじゃないか?
私は、変な、拘りですが、本物のシジミを食べてるから、数値が下がるのだと、思い込んでいます。人間の身体は、突然に壊れるのではありません。私の肝臓もいきなり壊れるのではありません。徐々に徐々に、老化と酷使で傷んで行くのです。
そのスピードに如何に抗うか。その抗い方を安易な方法、簡易な手段に訴えれば、楽ですが、実は抗ったことにはならないのではないか。気休めで終わるのではないかと思います。ですから、私は、毎朝、シジミ味噌汁健康法で、肝臓の衰退に抗っています。
健康で老いる。そのための健康談義なら、大いに結構と、申しておきましょう。Goto
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