頑張れ!復興庁

これっばかりは、批判よりも、おだてて、励まして。
被災自治体の代理人。と、大見得を切って、先月、復興庁が発足した。
震災から、一年。遅きに失したのではと、嫌味の一つも申し上げたいのだが、何はともあれ、復興のコア機関の船出。関係者には頑張って欲しいとエールを送りたい。
これだけの、大震災。行政機関ができたからと簡単に復興が進むとも思えないのだが、しかし、期待するしかあるまい。起こるべきトラブルや問題には被災者の立場にとの原則を貫き迅速に対処して頂きたい。
早速にトラブル。宮城県知事。申請予算の半額とはなんだ。これでは査定庁じゃないかと。復興予算の配分。充分な予算が組まれたのだから。優先順位を間違えないで、実施して欲しい。ややもすると、省権に翻弄される。宮城県知事はそこを問題にしたのではないか。
この国の閉塞感の元凶は、中央省庁の省益に起因する。
復興庁にもその影響が及ぶことは必須。それを監視し、被災自治体の代理人として機能できるかどうかは、ひとえに、メディアの双肩に掛かっているといっても過言ではない。
このところのメディア。震災一年での「頑張る被災者」の特集には力が入って、読み応えのある紙面が多かった。久々にジャーナリズムを感じた。しかし、それはそれ。
問題は、これから。取り分け、復興予算の使い道については、十二分な監視が必要だ。
となると、復興庁に魔の手が忍び込まぬよう、まずは、復興庁を批判するよりも、おだてて、励ますべきだと思うが如何なものか?頑張れ!復興庁。
それにしても、喉元過ぎれば熱さ忘れと申すが。大震災の後始末の及んでも、中央官僚に不信が募るなって・・・こんな心配をせねばならない国とは、一体どうなっているのか。情けない話だ。Goto
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3/8朝日新聞

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