笑門来福

人生なんちゃない。笑顔で頑張りましょう。
重苦しい病院の待合室。誰もが、自分の順番が来るのを、今か、今かと、待ちながらも、検査の結果はどうか。取り返しのつかない状態ではないか?ひょっとしたら。などなど、不安とイライラが、微妙に交差している。
そんな、待合室に、赤ちゃんを連れたお母さんが。患者で溢れる待合室に怪訝そうな目が。仕方なさそうに、席を空ける年配者が。一瞬だが騒ついた待合室に・・重苦しい空気が戻る。その時。そのおかあさんの後ろの席に座る人が。赤ちゃんの顔を・・・・。
なにが気にいったのか。その顔を見た赤ちゃん。にっこりと笑う。そして、ケラケラと声をたてた。思わず知らず。今かいまかと、診察を待つ順番も忘れ、赤ちゃんにつられて、にっこり。その顔を見た、その隣のおじさん。目線にある赤ちゃんを見て。思わず・・・。
その横の人。赤ちゃんの乾いたケラケラの声に。うつむいていた顔を上げ、にっこり。その後ろの人が、にっこりする赤ちゃんをあやすように、顔を緩める。それを見た。その横の人が、ホッとして、肩の力を抜く。その付き添いの人が、深刻な顔を振り払い赤ちゃんの微笑みに引きずられるように。
待たせるのが当たり前。どうしようもない重い田舎の公立病院待合室の日常風景を、屈託のない赤ちゃんの笑顔をが、一変させた。病人達の心に、灯を付けた。
世の中。なかなかうまく行きません。ストレスが溜まり病気になりそうな時代です。
でも、でも、屈託のない笑顔一つで、その場を明るくし、社会を変えます。折角の人生。笑顔で、頑張りましょう。笑う門には福来るです。Goto

コメント