新聞の立て頁と全ページ広告から見た景気の動向・・・
日々新聞を捲っていると「アベノミクス」による経済効果。まだら模様ですが、その姿を表し始めた気がします。年度末、利益調整の要素もあるかもしれないが。新聞広告に勢いが・・・
広告は景気のバロメーターと言われます。3/18月曜の各紙紙面を追ってみよう。
まず、日経新聞。44頁立てで、15頁が全ページ広告。5頁に渡り特集を組み2275社の採用計画が掲載されたので(我が社も載ってます)純粋な記事面は50%、更に記事下広告を引くと実質の記事は15頁。33%に過ぎない。広告誌面が70%近くに及ぶことになります。こんなことは久々です。
朝日は36頁立てで11頁が全ページ広告。読売も34頁立てで11頁が全ページ広告。いずれも立てページの3分の1以上が広告面。それも同じスポンサーは少なく各社とも多種多様。つまりはあらゆる業種・業界で先駆的経営者が攻勢に転じたといえます。
全国紙とは規模も日刊・月刊の違いもあり比較にはならないのですが。
景気が上向くとまず、求人広告が増えてくるのが鉄則。我が社の生活情報誌8県・45誌・280万部(全戸配布)でも、求人募集の出稿が都市部からスポンサー軒数が増加しています。これも景気が上向いた証です。
ちょっと気になるのは。毎日新聞。今週から紙面を改革。文字数を大きくして1段10文字に。
高齢者が読み易いようにとの配慮でしょうが。(まだ慣れないからなのでしょうが)・・・あまりにもスカスカの紙面。記事量が極端に減ったような気がします。私の常識では。情報量が減れば購読料金を下げるべきだと思うのですが。そんな気配はありません。
それよりも。18日付朝刊は・・・28頁立てで全ページ広告はたったの1頁。
日経・朝日・読売との広告情報の差は歴然。新聞社の収入源は購読料と広告掲載料。「アベノミクス」の恩恵との距離が広がってる感じ。
経営は大丈夫かいないと心配しつつ。「アベノミクス」の批判記事が多く、なかなか景気が上向いたと報じないのは、全国紙で毎日の広告出稿だけが・・・戻りつつある景気の恩恵から置いてきぼり。それが理由で広告出稿が少ないのでは・・・などと勘ぐりたくはないのですが。媒体力の弱さが原因でしょうか。
新聞広告から景気を分析すれば。力の強い勝ち組から景気回復の兆候が顕著になったて来たと言えるのではないでしょうか。まずは・・負け組になるな・・・頑張れ!毎日新聞とエールを送っておきたい。Goto
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