電機産業の復活

東芝の白色LED「LETERAS(レテラス)」に電機メーカーの明日を見た。
自動車メーカーが円安の追い風に乗って、収益を改善しているそうです。
政府の賃上げ要求にも全メーカーが一時金満額回答(マツダをの除く)と基幹産業の意地を見せ、日本の景気を牽引するぞとの意気込みを示しています。あっぱれ。喜ばしいことです。
日本の経済を支えるもう一方の雄・・・電機メーカーも歯を食い縛って頑張っている様が報道されます。シャープが不採算の液晶パネルを韓国のサムスンにアウトソウシング。12年度下期の営業成績を黒字化。低迷していた三重県亀山工場稼働率が改善・・・13年度純損益の黒字化も視野にいれたとのこと。
鈴鹿・亀山エリアで、地域みっちゃく生活情報誌「ベルブ」(発行部数76,040部・全戸配布)を発行する我が社としては。地域の中核企業が元気になれば嬉しい限り。頑張れ、シャープとエールを送りたい。
ブラウン管時代と薄型テレビでは世界を席巻した日本の電機メーカーだが。それは00年までの話。デジタル製品の「コモディティ(均質)化」と円高のダブルパンチで、韓国・台湾のメーカーにシエア奪われ。ソニー、日立、パイオニアなどが液晶薄型パネル生産撤退に追い込まれた。
最期の砦だった・・パナソニックが、液晶に比べて早い動きに強く、暗い映像も綺麗に表示できるとして、プラズマを「薄型テレビの本命」に据え、踏ん張ってきたが。残念ながら・・・液晶も含めて撤退すると発表。「日の丸テレビ・落日」(朝日新聞から)と暗いニュースとなったが。
しかし。パナソニックは高精細の56型有機ELパネルで巻き返しを狙い。このほどソニーと開発面での提携も決まった。日本電機メーカー復活の狼煙になって欲しい。
1/3付のこのブログで。フランスのルーブル美術館で、最も消費電力の少ない東芝のLEDが採用され、パリの夜景を日本電機メーカーが彩っていると、書いた。その東芝が、「8インチシリコンウェハーから量産される白色LED粒子の世界初のサプライヤーになったと新商品の広告を掲載した。(写真参照)
梅の盆栽に「白色LEDで咲いた花と蕾」・・・素晴らしいと思いませんか。私は感動して、ジィーと写真を眺めました。日本の基幹・・・電気産業の輝かしい花が・・それも、世界に敢然と咲き誇る姿とダブって見えます。自動車産業に追いつけ・・・日本の電機メーカー復活を願う。Goto

3/18日本経済新聞

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