街を変えるチャンスではないでしょうか?
人口が減少するとはこういうことかと思うのだが。どうもスッキリしない。
街に元気な無くなった証が、ひと昔前までは中心市街地だったエリアがシャッター通りとなって、人っ子一人、買物に訪れない、その寂れた状態が象徴的だが・・・
その衰退の原因を、人口減にあるとは言い難いと思っている。なぜなら、郊外の大型商業施設には(競争激化の傾向にあるが)大勢の人が詰め掛け、祝祭日には駐車場も満杯になる。つまり、旧中心市街地のシャッター通りに取って変わる施設ができれば、必然的に衰退するのであって、それも人口減少のせいだとは言いにくと思っている。
総務省の住宅、土地統計調査が全国に空き家が820万戸あると報告。総住宅数に占める割合は13,5%で過去最高になったそうだ。因みに最大は22,0%の山梨県。長野、和歌山、高知、愛媛、香川、鹿児島(17,0%)に続き、我が岐阜県は15.2%で平均値よりも高いが、一概に人口減少の激しい地方に率が高いとはいえない。
人口が増加傾向にある大都市圏でも空き家率が上がっているのだから、尚更、人口減を原因にするのは無理があるのではないか。率が最も低い宮城県の9,4%、震災の影響もあるのかと思う。
私の率直な感想だが。高度成長期に建築された家が耐用年数を超え始め、新築を別の場所求める人が増えた結果が、空き家率の増加ではないか。世の中には、戸建ての家に住みたいという若い人は多い。そんな人のために、リニューアルが可能ならば、リニューアルで解消し・・
一人暮らしの高齢者も過去最多の552万世帯に登り、空き家予備軍であることは間違いない。であれば、全ての原因を人口減や高齢化で片付けないで、今から、崩壊の危険な空き家は、強制撤去できる法整備をすべきではないだろうか・・・・
そして、シャッター通りが商業集積地に変わったように・・・コンパクトシティ。スマートシティに市や町を変えて行くことが肝要だと思うのだが。空き家の有効利用を考える。分かり易い。すべては、法整備と地方自治体の首長たちの手腕に掛かっている。Goto
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