オランダ王室御用達のハーリングを食べてみたい。
ニシンといえば、北原ミレイの「石狩挽歌」ですね。
「ニシンが来るとヤン衆がさわぐ・・わたしゃ夜通し飯を炊く
あれからニシンは何処へいったやら・・・」
哀愁を込めた歌声が耳に残ります。
ニシンは春告魚。ニシン漁が話題になると、春の便りです。
明治大正期には北海道で100万トンの漁獲量が。鰊御殿はその名残ですね。
1955年に5万トンまで激減。原因は乱獲、海流、温暖化など様々。
実態はわからないそうですが・・・
1999年から北海道の水産振興課が中心に資源管理を強化。
種苗の放流、網の目を大きくするなど対策した結果・・・
今年は石狩湾周辺でまとまった量が水揚げされ、久々に大量に出回っている
ニシンといえば、私の感覚では数の子とニシン蕎麦ですが。
その料理方法は様々、塩焼き、フライ、マリネ、燻製、昆布巻き・・など。
余談ですが。ゴルフのホームコース、岐阜関CCのニシン蕎麦は絶品と評判。
日本人の食生活に深く入り込んでいます。漁獲量が増えたのは吉報。
欧米でもニシンは重宝されているようです。
先日、地域広告協会(JLAA)の仲間から、数百年前、誕生したばかりの
オランダ王国の経済を支えたのはニシンだったと。
輸出されていたニシンは生のニシンをトマトとおろし人参で作ったソースに漬け込んで、
酢じめにした独特の風味を持つ逸品、ハーリングといいます。
そのハーリングで外貨を稼いだそうです。
今でも6月には新鮮なハーリングを食するお祭りが催される。
ハーリングの食べ方は尻尾を掴み、空を見上げて一気に食べる。
そう食べると、春告魚です。幸せが訪れるのでしょう。
そのオランダ王室御用達のハーリングを仲間が輸入しています。
ぜひ、豪快に食べて、春を呼び込みたいと思っています。Goto
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