その街を元気にしたいと一番思っているのは、首長さん達です。
私は岐阜に生まれ、岐阜に育てられ、岐阜に暮らしています。
岐阜の街が元気だったと・・・美川憲一さんが唄って大ヒットした「柳ヶ瀬ブルース」・・
往時の歓楽街の賑わいも目を閉じれば浮かびます。
当時の「柳ヶ瀬」は飲食店が1000件ほどが軒を連ね・・・
それはそれは。・・歩行者天国の中心街は、肩が擦り合うほど人が溢れ・・・
などと当時を懐かしむ懐古趣味は・・私にはありませんが・・
でも、街の大半がシャッター通りになろうとも、
アーケードのペンキはハゲ・・通路の隅にゴミが散らかろうとも・・
いや、柳ヶ瀬の話ではありません・・・ふるさと岐阜が大好きで、
この街のすべてを愛しています。
昨年末・・・返礼品目当てで、他の街に「ふるさと納税」(寄付)をしようかと・・
思ったのですが・・でも、そうすれば、僅かですが・・ふるさとに納める額が減る・・
止めとくか。と思い止まりました。地方創生の切り札のひとつが・・
「ふるさと納税」制度だと思っているんですが・・・
朝日の「ニュース3Q」(異論のある記事も多いですが、最近では面白いコーナーです)
2/2付・・ふるさと納税の税収「正しい」使い道とは・・を読んで・・
「地方財政制度では例外的、不安定な財源、地域にどう生かすのか、知恵をだすべき」
そんな結びに「そうだなぁ」と考えさせられました。
記事は・・佐賀の上峰町、返礼品「佐賀牛」が大人気。
高額寄付者に1頭分の肉「188キロ」を24回に分けて送るなどで、21億3千万円の寄付が・・
町の一般会計予算の半分の税収が手に。多分ですが、町長や議員・・喜んだでしょうねぇ。
で、先ず・・・お手盛りですよ。
緊縮財政で、議員の会議出席日当だとか交通費を07年に全面カットしていたのを・・
ここぞとばかり「全議員の協議会」満場一致で復活・・おいおい・・・とネットで炎上。
寄付を返せとか、取り消すと大騒ぎ・・町長が「お手盛りはしない」と火消しにやっき。
これが地方議会の実態だとは、思わないが・・・東京都の豊洲や五輪施設も・・
議員の・・なんて勘繰られている折・・何処もこんなことを・・やってるのかも・・
地方自治ってなんだ・・果たして地方議員っているのか?そんな声まで出る始末。
しかし、「ふるさと納税」って一過性です。その使い道・・・とっても難しい。
自治体はそもそもが財政難・・恒久的な予算に組み込みたいのだが、そうもいかない。
ではどうするのか、寄付者が注文付ける場合もありますが・・
大概は、ご自由にの欄に丸が・・
私の提案と申しますか、実感です。
地方財政って、首長が自由に使える予算って、殆どないのです。
首長に当選して・・最大の悩みは、公約を実行するための予算がないことです。
であれば、「ふるさと納税」は全額・・
首長の裁量で勝手に使って良い(乱暴な書き方ですが)予算にしてはどうか。
その街を元気にしたいとの思いが一番強いのは首長だからです。
話が散りますが。私たち・・トランプ大統領の「大統領令」の連発・・
なぜ、驚いているのでしょうか。簡単です。選挙公約を彼が実現しているからです。
それって、驚くことですか。でもなぜ驚くのですか。
日本では、首長の選挙公約が実現できると思っている首長も、
有権者もいないからではないですか。
でも、なぜ実現しないのか。法的にがんじがらめになって動けない。
って、こともあるでしょう。しかし、本質は首長に自由裁量で使える予算がない・・
そんな現実にぶつかるからです。
であれば、「ふるさと納税」の使い道は、首長の裁量に任せるって良いのでは。
気に入らなきゃ次の選挙で落とせば良いのですから。それが民主主義です。Goto
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