天候不順が農作物に影響を与えています。
二週続けて台風が接近、なんともスッキリしない天候が続きましたね。
やっとスカッとした秋晴れの日々になりましたが・・・季節変動なのでしょうか。
9・10月は憂鬱な天候でした。そのせいで・・日照不足。果物の実りがイマイチです。
我がふるさと岐阜。秋の特産と言えば、富有柿です。
老母の実家が柿園を営んでいます。
「これだけ雨天が続けば、味の保証はできぬ」と嘆きながら・・
今年も「富有柿」を届けて頂きました。
色艶、形と眺め、丁寧に皮を剥き「この味、この味」と初物を頬張りました。
が、さすがに糖分は例年よりも落ちるようです。
我々は太陽の恵みによって、生かされているのだと、改めて思い知らされます。
その富有柿。私は食べたことはないのですが・・・
どんな製法で作るのか知りませんが、普通の富有柿が糖度16度が精一杯なのに、
18度以上もあり・・・歯ざわりもモチっとしたのが、富有柿の特徴ですが・・・
サクサクとしたナシのような食感がある柿が開発されました。
昨年より市場に登場、昨年は二個セットで32万4000円の値が付き、
話題になった「天下富舞」が・・(信長の旗印・天下布武に因んで、そう命名されています)
今年も名古屋市中央卸売市場で初セリが行われ・・・なんと、54万円(2個)で落札。
へぇ・・・・と驚いています。
この柿の糖度は25度以上だそうで、名古屋松坂屋の店頭に、
落札価格と同様、税込54万円で並びました。
この価格はさすがに祝儀相場ですが、3個セットで金色の化粧箱に収まり
1万円で販売されています。(通常は1個1000円から段々だそう)
柿の収穫は「桃栗3年、柿8年」と言われ、実るまで、
長い期間、手塩に掛けねばなりません。この糖度が高い特別の品種を作るに、
生産者がどれほどの年月を掛けて出荷まで持ち込んだのかと想像しますと
気の遠くなるような季節との闘いを始め努力を重ねたのだろう・・・
老母の弟である。柿園を営む伯父、米寿を超え、尚、矍鑠と柿育てに励んでいます。
曰く「今年は例年よりも、小粒で、糖度も低い、収穫は1ヶ月ほど早くなる、
こんなことは70年、富有柿を作っているが初めて」だと、空を見上げていました。Goto
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