日本政治の本質について・・憂いてみました・・
EUの話など、余り興味がないかも知れないが、
就任2年目のフランス、マクロン大統領の「改革断行」に興味がある。
若さのなせる技か、それとも与党で下院の過半数を抑えているからなのか、
大統領制の持つ政治体制ゆえなのか・・・・
支持率が如何に低迷しようが、ものともせず、ブレずに構造改革を断行している。
背景にはドイツと肩を並べ、欧州の大国として復権することがフランス繁栄であるとの、
元投資銀行マンらしい信念に裏付けされているようです。41歳でしょ、凄いですねぇ。
改革には「痛み」が伴います。この1月には福祉切り捨てと批判が強い・・
社会保障税の引き上げを断行。高齢者の反発を受けているがものともせず。
フランスは公務員が労働者の2割を占める役人天国、550万人公務員数を
22年までに12万人バサリと切る法案や国鉄の特権的雇用区分もエイヤーと撤廃。
支持率に影響する「聖域」に容赦なく切り込み・・・
更には、「富を分かち合うには、まず富を築かなければならない。
環境を解放し、投資を呼び込む」と、法人減税や雇用・解雇の柔軟性をあげる
労働法の改正、起業の書類審査の簡素化など、間髪入れず手を打っている。
このスピード感であれば、任期中にメリケル首相の足元が揺らぐドイツと対等に
モノが言える・・・「強いフランス」が復権するのではないかと言われている。
バブル崩壊以降、失われた四半世紀、少子高齢化は急速に加速・・・
構造改革を断行しない限り、この国の繁栄はないと誰しもが頭でわかっていても、
結局は「痛み」から逃げる「ペイン」クリニックを続けるだけ・・
これでは、座して死を待つに等しい。フランス大統領の復権への覚悟が羨ましい。
安倍政権下、河野太郎外相が就任1年を迎えた。
この1年間で延べ59ヶ国を訪れ、140日海外を訪問した。圧倒的な行動力である。
人間関係は直接顔を合わせ膝詰めで話し合うことが原点。
電話やメールで済まして事足りるなんて・・
バブル崩壊以降、ODAが急速に減速、国際社会での日本の影響力が低下、
今では中国がその中心に台頭、それに伍すには、外交の強化しかない。
中国にも臆せず懸念を示し、独自の外交姿勢で米国にも物申す・・・
河野外相を私は政治家として高く評価したい。
朝日の批判をするのも気が引けるが・・・
就任1年で140日も海外に行くとは何事だ「国会軽視」も甚だしいと
批判する野党の肩を持つ朝日の姿勢・・・この国のことを憂うよりも、
政権批判することを優先する、それがジャーナリズムだと勘違いしてはいないか。
もちろん、野党の批判など、ものともせず、積極的に訪問外交を続ける
河野外相の背景には安倍長期安定政権があるのだが・・その存在を
ナチスドイツと同じだと社説で否定する朝日の神経に・・
マクロンが登場し難い日本政治の本質があるのではと思う・・Goto
ペインクリニック・・・
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