酒を楽しむ写真に、私たちがよく知る「彼」がいます。
年のせいです。とは申したくはないのですが、
あれだけ好きだった「酒」がとんと消化しなくなった。
「消化しない」なんて自分ながらいい表現ですね。
いや、そんなことはどうでもよろしい。
酒量が減って、不思議なことが。酒の味がわかるようになりました。
酒と言っても、様々です。日本酒もあれば、ビールも焼酎もスコッチ、ワインもあります。
それぞれの酒にもまた、様々な種類があります。
ワインなら、白、赤にロゼ、シャンパン。日本酒なら製法や生産地によって味が違うし、
ビールもクラフトもあればラガーも、発泡酒も、焼酎だって、泡盛もあればチューハイも。
味がわかるようになった、違った種類のそれぞれの酒の味が……という意味ではない。
そんなことは、違う酒を飲めば味が違うのだから。
まず、料理の友としての酒。この料理にはこの酒が。ワインで言えば、魚系には白。
肉には赤といわれているが、料理人がこの料理にはこの酒が合うと考えて作った
逸品であれば、その酒をチビりと料理に合わせ含むと、なるほど酒とは…こういう味か。
と酒の味がわかり料理が引き立つ。
会話の友としての酒。一杯のお茶より、一杯の酒という。人間関係を円滑にするに
酒は効果がある。食事をしながら会話を進めるのは日常茶飯事。酒を酌み交わすと、
頭が刺激されるのでしょうか、酒を飲まない会話と飲みながらの会話では
相手の話しの消化度が違う。もちろん、飲み過ぎれば………だが。適量が良い。
気の置けない仲間との酒。大勢で酒を飲む時(食事をするときかな)
私がいちばん好きなシーンは、カンパイ(乾杯)です。どうでしょうか、
乾杯の音頭で杯を掲げ、周りの人たちと杯を合わせて一口浸す。
誰もが満面の笑みになりませんか。そして満場の拍手……、お茶や水では味わいが薄い。
その時の酒の味、格別だとは思いませんか。乾杯の酒が、ビールであろうが、
シャンパンであろうが、酒とはこんなに美味しいものかと、思う、至福です。
写真をご覧く下さい。欧州なのか、米国なのかは、分かりませんが、
シャンパンで乾杯、そして記念写真に収まる(10/4日経と朝日新聞、10/11読売新聞に掲載)
至福の瞬間を切り取りました。左の写真は10/4読売新聞、10/11日経新聞に掲載されました。
主人が料理し、客に振る舞う。これ以上楽しい食事会はない、その瞬間です。
で、です。どちらも登場人物は同じです。
なぜ、新聞によって、写真が違うのか疑問が残りますが。
登場人物で、私たちがよく知っている「彼」が写っています。
この超高級シャンパンの広告になぜ……と思いつつ、
こんなシャンパンには手が出ないが、こんな仲間と楽しく酒が飲めれば、
ごく少量でも酒の味も格別だと思います。Goto
10/4読売新聞_10/11日経新聞 10/4朝日新聞・日経新聞_10/11読売新聞
コメント