皮膚科の薬には、もうひと工夫欲しいモノです。
この記事を読んだとき、製薬会社の回し者かと思ったのですが、
よく読んでみると、なるほどと思い直しました。
アトピー性の皮膚炎(タムシなど)や水虫などの塗り薬のことです。
医者で処方してもらった「塗り薬」………医師や薬剤師の説明を受けるのだが、
分量や頻度など、適当に「広く薄く伸ばすべきだ」などと勝手に思い込み、
医師や薬剤師が必要だと思う量に比べ、少量しか塗らない患者が多いそうです。
そういえば、我が家にも、処方してもらった量を使い切らずに、
使い掛けのチューブが結構薬箱に放置されています。
皮膚科医の間ではこんなことが奨励されています。
再診時に、処方した軟膏の空きチューブを持ってこさせ、
患者の塗る量が処方通りかチェック、少量しか塗らないのを防ぐとか。
「FTU」(Finger Tip Unit)を合言葉にして、患者に塗る量の目安を指導しているそうです。
「FTU」とは大人の人さし指の一番先から第一関節までの量のこと。
軟膏ならば約0・5グラムで、大人の両手の面積に塗れる量です。
塗り薬はチューブの太さや大きさで塗る量は曖昧。
多めに塗る意識を根付かせるには「FTU」単位の案内が効果的。
最近、皮膚が赤くなったり剥がれ落ちたりする乾癬(かんせん)が蔓延しています。
皮膚科医に言わせれば、「正しい薬の塗り方」で治療すれば、効果はてきめん。
薬の効果を疑う前に正しく塗っているかを確認することが必要だと訴える。
たっぷり塗ろうとか、頻繁に塗って下さいなどと、いわれると、
消費量を増やせと促す製薬会社のバックアップのように思えるのですが、
外用薬は飲み薬に比べ継続が難しい、軟膏ベタつくことを嫌い塗る量を
自己規制してしまうのが原因の一つ。
であれば、製薬会社も塗り薬を「貼り薬」に改良する開発をしてはどうか。
そうすれば、皮膚科医の悩みも解消するのではと思うのだが。Goto
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