ネット広告とリアル媒体との一体化の時代がそこまで。
どこで乗り遅れたのだろうか。振り返ってもせんなきことだが、
世の中、ネット社会になってあらゆる情報がネット上で簡易に得られる時代。
広告のネット市場規模は高まるのだが、こんな問題にはどう対処して良いのか……
ネット勝ち組企業をその頭文字を並べて「GAFA」と呼ぶ。
Gは検索エンジンクラフトのGoogle。Aはデジタルデバイス(iPhone、iPad、Mac)の
Apple。SNS(ソーシャルネットワーク)のFacebook。そして、もう一つのAは
世界最大のネット通販Amazon.comのこと。
日本の企業はどこにも姿を見せませんね。
日本の先駆的経営者たちにチャンスがなかったのでしょうか。
私はあったと思っています。でも、そうならなかった。
理由は色々あるでしょうが、最たるモノは通信規制だったのではないでしょうか。
電波行政を取り仕切る郵政省、今の総務省が電波利権を解放する判断力も
勇気も先を見通す力もなかった。同時に通信と放送との融合を恐れる既存メディアが、
保身に走り、通信事業を阻害した。それが遅れの根本理由ではなかったかと思う。
20年とは申しません。10年前に通信の規制緩和が……。今更嘆いてもせんなきことです。
デジタル広告の市場が2兆円に迫る勢いです。
情報収集手段の中心がネットに移行した以上はあたり前ですが、
物事には限度というモノがあります。ネットの広告効果となると膨大な情報の海に沈み、
訴求対象者に届かないという、大きな悩みが顕在化しています。
同時に、インターネット広告でこんな問題も指摘されています。
View ability……広告は掲載(インプレッション)したが実際に消費者が閲覧したかどうか。
CPM(課金方式)での広告インプレッションに対してコストが発生する仕組みになっているが、
消費者が目に触れなくてもコストが請求されることへの疑問。
Ad fraud……広告の閲覧回数を不正に水増しすること。最近は人が見なくても
Bot(インターネット上の操作で閲覧クリック)で回数を稼ぐこと。これは明らかに詐欺行為です。
横行しているかどうかは別として、チェックするのは難しい。
Brand safety……公序良俗に反する記事に広告が出稿され、企業の商品や
ブランドイメージを毀損するリスクに対処するすべがないという問題が指摘されています。
それらを称して、ネット広告の闇などと言われています。
新たな媒体であるが故に、問題点や疑問が生じるのは致し方ないのですが、
日本人の習性でしょうか。何か評判になれば、一気にそれに流れる傾向があります。
その弊害だとは、申しませんが、ネット広告の限界も見極めたいものです。
最近の動きですが、GAFAの一角である。Amazonは、通販の分野ですが、
リアル店舗を買収、ネットとリアルの融合に舵を切っています。
ネット広告の分野も既存のリアル媒体との併用で効果が高まる方向に移行しています。
我が社がご家庭に手配りでお届けする地域みっちゃく生活情報誌のリアル性が、
ネット広告とのコラボでよりレスポンス効果の高い媒体となるでしょう。
後、65万部で、目標の日本全国1000万部の大台に乗ります。乞うご期待。Goto
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