自分と向き合う

100キロウォークにウルトラマラソン100……悟りが開けるのかなぁ。
毎朝ウォーキングを続けています。
50歳代最後の年。当時は人生80年代。今は100歳時代なんていわれますが。
私は大器晩成型。大して取り柄のないまま、ここまで来ましたので、
自分でそう言い聞かしているだけの空大器ですが。
でも、80歳過ぎまで生きるとすると、まだ20年以上ある。
であれば、能力がない人生の勝負は還暦からだと考えれば、これからだ。
暴飲暴食を控えて、とは、なかなか行かない。であれば………
もともと朝は強いので、朝ウォーキングをすればと思い立ち。
2007年。7月29日。日曜の朝、約40分ほど、長良橋のたもとまで歩いてみました。
それから、出張で岐阜にいない日を除き、雨にも雪にも、夏の暑さにもめげず、
毎朝歩いています。最近は1時間以上、故郷の四季を楽しみながら、
途中でストレッチなど挟み、生活の一部に組み込みました。
というのは、格好付け過ぎで。本音は、趣味のゴルフで、気の置けない仲間たちに、
ドライバーの飛距離で負けないように。オーバードライブして、優越感に浸りたい。
そんな邪心と意地で歩いています。
10年続けているおかげで、彼らの飛距離が落ち……飛ばなかった私が
現状を維持しているからなのでしょうか。最近は、何度か追い越すこともあります。
継続は力なりと申しますが……ゴルフの飛距離はわかり易いバロメーターです。
「老いに抗う」には、毎日身体を動かすことの大切を実感しています。
ウォーキングといえば、最近、「100キロウォーク」が人気です。
一昼夜かけて決められたチェックポイントを制限時間内で100キロ歩く競技です。
参加者の声を聴くと「100キロ歩くのは自分との戦い」「棄権したい気持ちを抑え
完歩するという強い意志を持って自分と向き合う時間ができる」
「100キロ歩くと、これに勝る体力的に苦しいことはありえない」
「何があっても大丈夫という気持ちになれる。100キロウォークという
ワクチンを打ってもらうようなもの」とスポーツというよりも、
「歩く行為」で精神を鍛える人間修養なのかもと、参加者は。
人間修養のウォークとは別に、100キロを走る「ウルトラマラソン」も年々人気が
急上昇しているとか。こちららは文字通り、体力の限界にチャレンジですね。
全国で94大会が開かれていて、エントリーは5万人を超えるとか。
なぜ、100キロも走るのか。走者はいう「長時間、自分と向き合い、
自分と対峙するために」だそうです。立派ですねぇ。
そう言われれば、私のウォーキングは1日の平均距離は3キロから4キロ。
10年以上、1日3.5キロ歩いたと計算するとざっと13万キロ歩いたことになる。
これだけの時間と距離を自分と向き合っている私ですが、
一向に人間修養も己の限界を悟ることもできないのは、どうしてでしょうかねぇ。
今朝も懲りずに歩きます。仲間たちをオーバードライブすべく。Goto

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