笑う門には福きたる

こんなご時世だからこそ、上品な笑いを誘う「桂米朝」の落語は如何ですか。
「コロナ」のせいです。世の中がなんとなく暗くなりました。どうしますか。
あなたも、メディアの危機感に煽られ、恐怖に慄き、家中をアルコール消毒し、
息を詰めてジーッと動かないでいますか。
外出時にはマスクを掛け、ゴーグルを掛け手袋を付けて重装備、
人混みを避けて怖々街に出て行く。なんとまぁ、臆病なことです。
そりゃ、ウイルスに感染して命を落とすほど、残念なことはありません。
用心に越したことはありませんが。でも、異常だとは思いませんか。
人は自然の一部です。自然によって生かされもするし、殺されもします。
交通事故で命を落とすこともあります。
全てはなるようにしかなりません。人の生き死には天命です。
自分なりの予防をすれば良いと思いますが、それ以上は運を天に任せようではありませんか。
この降って湧いたような「ウイルス」騒動に振り回されないようにするにはどうしたら良いのか。
答えは一つです。「笑う門には福きたる」。上機嫌で過ごすことです。
とは申しても「オマエの云うように、いつもニタニタしておれるか」と
お怒りになるかもしれませんが、じゃあ「国会のように」言葉尻を取って、
罵り合っているのはなんですか。お怒りならば、あの議員たちの愚かさを怒って下さい。
私は、こんなご時世だからこそ、腹の底から笑える話を聴いたり、
ユーモアが絶えない人との会話を楽しんで、笑顔でいたいと思います。
もちろん、仕事に精出したい。そうすれば充実感が湧き、全てが好転します。
そこで、腹の底から笑えるのは何か、ですが。
こんな時ときこそ、上質な落語です。特に上方落語がよろしい.
落語なんぞに興味がないと、若い人は言うかも知れませが。
そりゃ食わず嫌いです。扇子とハンカチだけでバカバカしいお笑いを披露するのです。
もう89歳で亡くなって5年になりますが、
上方落語の真髄を復活させた「桂米朝」師匠の落語は実に味があり、
聞くたびに笑いが深まると申しますか「顔がほころび」ます。
さすがに不世出の名人といわれるだけのことがあります。
もちろん、関東の名人たちの落語も自然と笑顔になります。
落語を推奨しているのではありません。
憂鬱で、笑うなんてとてもできない。ましてや、上機嫌でいるなんて、と思っている
あなたに、騙されたつもりで落語を聴いてみたら。必ず笑みがこぼれますからと、
お節介を申し上げたいのです。
因みにですが。「コロナウイルス」はあと数ヶ月もすれば、撃退するワクチンができます。
それまでの辛抱です。暗くて、不機嫌な人には、死神が取り憑くと申します。
「笑う門には福きたる」です。ぜひ上機嫌で、お願いします。 Goto

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