辛抱する

孫子なら、孔明なら、この大戦どうする。
「コロナの猛威」が経済を止めました。
政府はイベントの自粛に始まり、遠隔地への移動も制限しました。
人の動きを止めるってことは、経済の循環を遮断することです。
ここまで地球規模で広がれば「世界戦争」です。第三次世界大戦です。
それも、敵は「目に見えない相手」です。防御を徹底しても、備えをしても
恐ろしい勢いで突破して襲ってきます。さて、どうしたら良いのでしょうか。
中国の兵法家・司馬孫子ならなんとする。戦略家・諸葛孔明ならどう闘う。
「彼を知り己を知れば百戦殆うからず」まず、敵を知れと孫子ならば。
「敵」に対して、正確な情報を出して欲しい。新型というのです。
対処する方法が定まらないのはわかる。
でも、細菌の研究者なのか生物学者なのか、
それとも疫学者なのかは別として、専門家はいるはずです。
彼らから「敵」の情報をすべてオープンにしてもらいたい。
「敵」がわからないまま、被害の状況(感染者の数)ばかりが強調すれば、
世の中が騒然とし、疑心暗鬼になるのは当然です。人が集まるな。接近するな。
そんな人の動きを止める指示ばかりだせば、人間不信を招き、同士討ちになり兼ねない。
「感染者の足取り、数、そして死者の数」をことさら最重要な情報だと報じれば、
「己を知らぬ」にも程があります。戦争です。味方の不安を煽ってどうするのですか。
孫子なら「一言、この闘いに勝てる大将を選べ」というでしょう。
魏の国を攻めようと蜀の諸葛孔明は軍勢を進めました。迎え撃つ名将・司馬仲達。
孔明の軍略に太刀打ちできぬと、陣を固め戦闘を避け、持久戦を覚悟しました。
孔明、盛んに兵を出し挑発するのですが、仲達応じず。
孔明一計を案じ女性の衣裳を贈り「闘う気がなければこれを着よ。
もし男として恥を知るなら堂々と合戦してはどうか」と書を届け、辱めました。
仲達陣内、黙ってられるかといきり立つ。仲達も「この野郎」と、怒髪天。
でも、仲達は「辛抱・我慢・忍耐」を貫きました。
折に天は仲達に味方、孔明病を得て陣中にて没し、蜀は兵を引きました。
その後は孔明を失った蜀は、魏の軍門に降りました。
「敵」が強固ならば「辛抱する」。そうすれば「敵」が瓦解する。
この「ウイルス」の難敵は「春の陽光」ではと希望的観測で思うのですが。
経済はこの程度ではへこたれない。Goto

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