なぜ、やることが遅いのか。それは自分ゴトではないからです。
好評のアベノマスク。あなたの手元に届きましたか。
給付金10万円はどうですか。事業者に手当てされた200万円・100万円はどうですか。
補正予算が国会で承認されたのは・・ですものねぇ。まだですよねぇ。
それを遅いと思っている人が溢れているのに、遅々として進まない。
PCR検査を増やすべきと言われて2ヶ月余り、2万件はやると首相が豪語したのが
3月末時点。それから・・・・未だにマックスで9000件だと厚労省はいう。
様々な救済措置があります。それを活用して下さいと「融資」を提唱しているが、
窓口はどこも受け付けまで辿り着かない。コロナ禍って世界中が同じ問題を
抱えているはずなのに、他国から感染者数とか死亡者数、最近は規制解除の話は
耳にするが、支援とか援助にスピードを上げてくれなんて報道は聞こえない。
この差は一体何なのだと苛立つのだが、メディアは核心を突いて提起しない。
これは非常事態なのだから、多少の判断ミスや対処の遅れがあっても致し方ない。
そんな緩さを感じるのは私だけでしょうか。
少なくともPCR検査を増やさねばとの声が2月時点で上がっていたのに、
専門家会議なるものが、感染者の数が増えれば医療崩壊に繋がると、
検査を絞るべきとの結論を出し政府は鵜呑みにしていました。また、問題が生じれば、
二言目には「専門家」のご意見をお伺いしてです。気持ち悪くないですか。
そのことにもメディアが正面から批判をしていないのも気に入りません。
毎日新聞が4月下旬に全国57の感染症指定医療機関に実施したアンケートでは
医療従事者への差別や偏見があるかの質問に回答を寄せた25機関のうち10機関が、
嫌がらせや偏見を受けたことがあると答えています。
先日・京大の山中伸弥教授ら医療の専門家たちが、医療従事者への差別や偏見をなくすよう、
報道機関(日本新聞協会・民放連)に防止策を検討して欲しいと要望書を提出しました。
それを受け報道機関側は「新型コロナウイルス感染症の差別・偏見を考える合同の
WG(ワーキンググループ)」を設置、その初会合が7日に開催されました。
専門家側は「医療従事者に対する報道で、その家族まで差別を受けることがある」と指摘、
報道機関側は「医療関係者に対する非難や中傷は容認できないとの立場で報道している」との
見解を示し、両団体は差別や偏見を防止する取り組みの一環として、今月末までに
共同声明を発表するとの意向を示しました。早急に検証が必要ではないでしょうか。
ズバリと申し上げたい。政府の打つ手が遅いと申しますか、全てが後追いなのは、
メディアの追求が弱いからです。山中教授たちは、報道が医療従事者たちの差別や偏見を
助長していると訴えているのに、メディアのその認識が薄いのが問題です。
緊急事態・命に関わる問題。皆んなで力を合わせて。
そんな意識がメディア(報道機関)の根底にあるのでしょうか。
医療従事者への差別・偏見の問題に対する対応の仕方、それなりに努力したWGでしょうが、
政府と同様、自分ゴトとなってない。やることが極端に遅いのが気に入りません。Goto
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