晩秋です・・・日本酒をチビり・・紅葉を楽しみ月を愛で、おでんを味わう。
この地方も気温が7度を下回り・・紅葉が綺麗な季節になりました。
岐阜から飛騨の山間を抜ける東海北陸道がひときわ綺麗です。
紅葉を愛でる「紅葉狩り」なんて如何にも優雅な言葉があります。
いつ頃からこんなお洒落な言葉が使われるようになったのでしょうか・・
7世紀頃、貴族たちの雅(みやび)な遊びとして始まったそうです。
楓に紅葉、赤や黄色に染まった樹木に・・哀愁を感じるのは歳のせいか、
それとも私の内面から滲み出る「品性」な育ちのせいか(アホか)
日本列島が南北に延びているせいか、「紅葉前線」っていうのもあって、
冬への序曲のように北から南へ、高地から平野部へと移り行きます。
この季節になりますと、やはり日本酒ですかねぇ。
ススキの穂を立て、色付いた柿の散る様に触れ、窓越しに月を愛でながら・・・
黄昏の恋が描がかれた小説を片手にチビりとやる・・日本の晩秋です。
でです。酒の肴をどうするか。
私はやっぱりこの季節になりますと「おでん」がいいですねぇ。
この地方では・・具を茹でて甘みのある「赤味噌」をたっぷり付けて頂くのがオーソドックス、
家庭料理の「おでん」です。具も大根とこんにゃく、それに「はんぺん」ぐらいの
シンプルなスタイルですが。
最近は鰹と昆布のダシ汁で味付けしてしっかりと煮込む関東煮が主流です。
焼きちくわ・つみれ・芋・スジ・がんもどき・厚揚げにゆで卵・・・など、
手当たり次第に放り込んでまるで「鍋料理」のようです。
我が愛読紙・・・石巻日日新聞に「名物・石巻おでん」が開発されたとの記事が掲載。
石巻は漁業の街です。不漁だった秋刀魚もここに来てやっと大漁が続いています。
練り物製造の歴史は100年以上あり、焼きちくわは発祥の地だと言われています。
食を通じて観光振興をと石巻フードツーリズム研究会が発足、
「ぼたん焼きちくわ」などを煮込んだ「おでん」に白羽の矢が・・・
何せ魚が豊富な土地柄「石巻おでん」の最大の特徴は、何といっても出汁です。
鰹や昆布ではありません。「さばだし」です。これが新鮮で万人に愛される深みのある味に。
これなら、石巻の新たな名物間違いなしと、同研究会は「おでん」シーズン到来を
宣言、本格的に売り出されました。今月の後半から「石巻おでん」のレトルト商品も
石巻にある「いしのまき元気市場」で販売会があるそうです。
赤味噌のおでんもオツなものです。関東煮も良い。
でも、石巻の新名物・さば出汁の「石巻おでん」も味わってみたい。
通販で売っているのかなぁ・・・聞いてみるか・・・Goto
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