蛙化現象

自分に自信がないってことが自虐思想を生むのでしょうか。

人間という奴はどこまでも身勝手なものだとつくづく思う。
「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」と申しますが、何かが憎いならば
その周辺もみな憎いなんて。袈裟にしてみれば迷惑な話ではござんせんか・・・

若い人たちの言葉を探る記事が日経の夕刊に。
えっ・・夕刊なんてまだ発行されいているの?ですって。
失礼な、日経も中日新聞も発行していますよ。

先日、6月12日・月曜日・朝刊が休刊。となりますと、前日のニュースは
夕刊で読むってことが、私の定番です。しかし、以前は4紙を楽しみにしていましたが、今では2紙だけ淋しい限りです。でも、日経だけは頑張って、12ページ立てで頑張っています。さすが日経だと感謝です。

「今まで片想いで好きだった相手が自分のことを好きだとわかった途端に、
恋心が冷めてしまい、相手が一転してカエルのように見えて嫌悪感を感じる」
そんなことって、あるのかどうか?昭和の親父には理解できないのですが。
そんな状態になることを「蛙化現象」っていうのだそうです。

好きな人に好かれりゃ、それはめでたしめでたしじゃないのか。
それが、好きだと知ると、カエルが嫌いな人は、カエルの形も雰囲気も
カエルに関する全てが嫌いなんだそうで、好きだという相手がカエルになっちゃうんだそうです。そんなに毛嫌いされたんではカエルが可哀想です。

でも、蛙化現象って起こるんですって。何ともはや、人間という奴はですね。
ちょっと難しいのですが。蛙化現象って心理学用語。「自分を否定する延長で
自分を好きになった相手も否定してしまう。自分を信じないので、いずれ嫌われるだろうと先回りし、その前に相手を無意識に避けてしまうことが原因」だと識者はいう。だったら、最初から人を好きにならなければ良いと思うのだが・・

蛙化現象って・・・こんな風にも考えられるのでしょうか。
日本が戦争を仕掛けたことで、相手に多大の迷惑を掛けた。だから、相手国は全て正しくて、日本は全て悪い。謝っても詫びても賠償しても、永久にその罪は消えない。たとえ、相手国が許すと言っても、許されることはできない・・
それを自虐思想というのですが。似ていませんか。

どこに原因があるかは、人それぞれなのでしょうが。
蛙化現象の人は不眠症やうつ症状の人が多いそうです。
カエル呼ばわりされ振られた相手は落ち込むでしょうが・・
そうなった自分を責めて悪循環になって、それでまた病気になる場合もあるとか。

厄介な現象ですが・・・
若い人たちは強かですね。100年の恋も冷めるようなカッコ悪い場面を
撮影した動画が「蛙化動画」と呼ばれ、人気があるんですって。
蛙化現象をテーマにした曲や小説なんかも登場して、蛙化は令和の鉄板テーマだそうです。

でも考えてみますと。
蛙化現象って、若い人だけではないですね。
熟年離婚なんてのが流行っています。旦那が定年になった。その次の日に
奥さんが離婚を切り出す。なぜだと旦那が叫ぶと・・・あんたをみていると
あんたの全てに虫唾が走るのです。だから、さようならですって。

これも蛙化現象の一つだと思えば、日本人って、なんて辛抱のできない
民族なんでしょうか。えっ・・・今まで辛抱してきたのだから・・
自由にしてよ、ですって。雨に打たれ、紫陽花に佇むカエルって
私は好きですがねぇ。Goto

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