事項要求は疑問・・・

24年度、概算要求・過去最大・・・114兆円

スポーツの秋なんでしょうか・・・9月に入って国際大会が目白押し・・
サッカー日本代表が親善試合でドイツを破った。午前3時からのテレビ中継、
タイムスイッチがオン。起きるともなく、寝てるともなく・・
うつらうつらしながら。4対1とはねぇ。本当に強くなったと。

ラクビーのW杯がフランスで。初戦のチリに快勝。なんといっても前回、
南アフリカを破り、ベスト8にあと一歩まで、その興奮が頭の片隅にある。
あれほど過激なスポーツだとはと思いながらも、タックルをモノともせず
重戦車のように突き進む選手の姿に、若いってことは・・・などと。

それにバスケットもW杯が、まさか自力でパリ五輪出場切符を掴むとは、
その瞬間、渡辺選手の覚悟の程を知り、思わず目頭が熱くなりました。
多分、私だけではありませんね。チーム戦のスポーツは日本選手団は強い。

ゴルフも米国女子プロの大会が面白い。日本選手も強くなりました。
毎週・7〜9人が参加、半数以上が予選を突破します。
優勝者が出るのも近いのではと・・・ワクワクします。

躍動する若い選手を見ると、ついつい・・・私もと思うのですが、
イメージと現実は天と地の違い。下手な横好きのゴルフ、イメージを
膨らませ、コースにでるのですが・・・散々な現実に目を覚ます。
それでもスポーツは良いですねぇ・・・などと、先月末からスポーツを
身近に感じているのですが・・・

国民の目がスポーツに向いている隙を狙ったのかどうか・・
8月末・各省庁から24年度の概算要求が締め切られました。
要求総額は114兆円ほどで、22年度を上回り過去最大に達するようです。
内容は社会保障費や防衛費、国の借金の利払いに当てる国債費などが増加
しました。

他には物価高や少子化対策などでは金額を示さない「事項要求」もあって
年末に決定する予算案の総額はさらに膨らむ様相です。
スケジュール通りでしょうから、国民の目がスポーツに向いてるのを狙ってとも思いませんが、3年連続で110兆円を超え過去最高は頂けませんねぇ・・・

ちなみにですが・・・要求規模が最も大きいのは厚労省33兆7275億円
23年度比では5866億円増。高齢化を背景に自然増加額は5200億円です。
年末には診療・介護・福祉サービスなどの報酬同時改定の議論があり、
さらに物価高や賃上げを踏まえ「事項要求」扱いがあり、さらに増えるのは必定です。

厚労省から分離したこども家庭庁は一般会計・特別会計合わせて
4兆8885億円を求め、少子化対策としての「加速プラン」は事項要求に。
中身の精査と成果との見合いが必要ではないでしょうか。

総務省も自治体の財源不足を理由に17兆8641億円。防衛庁に至っては
抜本的強化を目指す政権の方針に従い過去最高の7兆7385億円を要求。
GDPの1%歯止めなどは過去のものとなりました・・・

巨額の借金に頼って予算を野放図に膨らませています。
とても危険な財政運営です。でも省庁に危機感は全くありません。
厚労省からこども関連はこども家庭庁に移行したのです・・厚労省はその分が減額になるのが常識ですが・・・そんな判断は微塵もありません。

過去最高の予算要求の背景は、昨年度の税収が初めて70兆円を超えた結果、
与党に大盤振る舞いを求める声が強まっていることがあります。
収入が増えれば、出るを抑えることで、財政が健全化します。
申すまでもありません。省庁は省益を優先し、政治はポピュリズムに走る。

私は「事項要求」などという曖昧な言葉が罷り通る・・概算要求に、
政治が国会が機能不全になっていることが気になります。
スポーツの国際大会での日本チームの勝利に溜飲を下げていて良いのか?Goto

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