この先の見通しはAIに聞いてくれ・・・・
ここに来て株がなぜ史上初めて4万円の大台に乗せたのか。
新聞各社はこの歴史的な出来事を一斉に報じるが、その理由がよくわからない。このまま右肩上がりで一気に4万5000円まで跳ね上がって行くのか。
それともどこかで反転するのか?新聞を読み込んでもピンとこない。
でも各紙とも概ね、半導体ブームの過熱によるものだと言いながら、AIブームが始まったばかり「半導体バブル」はまだまだ続くのではないかとの見方をしている。また、別な見方では、バブルの時のような高揚感はない。円安効果で企業収益が伴っている。足元は比較的しっかりしているというが。
これまでが安すぎたのか、この程度では株価そのものが割高の状況でもなく、
海外の投資家からすれば、まだ割安感があり、買い増しは当分続くのではないか。そんな楽観論も見受けられる。
門外漢が頓珍漢なことを言っても始まらないのだが、いくつか見えることがあるのではないか、一つは株価は現在をあらわしているのではない。少なくとも半年先を占っていると言われている。現状では24年春闘が昨年並みか、それ以上の賃金上昇が見込まれている。なかなか物価高に追いつかないだろうが、悪いインフレから、良いインフレ移行する姿が見てとれる。少なくとも秋口までは景気が良いってことは言えるのではないか。
二つは景気はマインドです。株価がもたらす心理的影響は個人消費の拡大を促し景気の好循環が続くことは予想できる。私は去年の5月、コロナが感染症2類から5類に引き下げられた時から日本は本格的な「令和景気」入ったと申し上げてきましたが。コロナ不況で溜まったストレスの反動もあると言える。
バブル崩壊後、失われた30年の鬱積がここで一気に爆発しているのではないかとも言える。そんな心理分析もわからないではない。それに日本の景気は米国経済と一体である。米国のFRBが利下げを始め、行き過ぎたインフレを抑えるようになれば、その数ヶ月後には株価が落ち着くのではないか。そこらまでは素人でもわかる。
しかし、こんな考えもある。株の売買ってどこの証券会社も、今やAIが取引の主流です。このAIは「株」経済と申しましょうか。それには専門性が高いが、汎用性はない。全ての証券会社が同じAIを活用しているのだから、情報に対する判断は大体が同じってことになる。そうです。情報の何かのきっかけで上昇し始めれば、別の何かのきっかけで下り始めるってことになる。
ということは汎用性の高いAGIが登場するまでは、AIが判断した通りに株価は動くってことです。なぜ、4万円台になったのか。答えはAIに聞いてくれってことです。えっ・・・ふざけてるって。そうです。ふざけているのです。
だって、どの新聞も答えなど出せないのですから。
記事を人間が書いているうちは。Goto
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