米国のZ世代は、働ける環境がないからと、働かないそうだ。
おいおい・・・どうなっているのだ。
私の持論と申しますか、根本ですが、「人間とは働くから人間である」と
思っているのですが・・・「仕事を重視しない若者」が増えているそうです。
米国の話ですが、早晩日本の若者にも浸透して来るのではないか?
そう思うと、如何にも虚しいのですがあなたはどう思いますか。
1990年代半ば以降に生まれた世代を「Z世代」という。彼らは過密な労働を背景に台頭したハイテク企業を見て育った。
「私生活を犠牲にしてまでそんな働き方」をする必要はないと冷めた見方をする。23歳の若者(女性)・身を粉にして働く環境で疲弊したとスタートアップ企業を退職。自らを「ファンエンプロイメント」(楽天業)と呼び楽しみながら生活している。「我々Z世代は効率よく働くためには自分自身や友人などと過ごす時間が不可欠だと気づいた」・・・その結果、SNSにコンテンツを投稿し広告収入をなどを得るインフルエンサーの活動をしているそうな。
嫌な年寄りとして思うのだが。大学を卒業して高々1年ほど。それで仕事の何がわかる。友人と過ごしていた方が楽しい。だから仕事を重視しない。アホか。イソップ物語「アリとキリギリス」も読んだことのない奴は、人間失格だ。
自分が生きているってことは、誰かが働いて生産してくれたものを活用して生かされているのだ。と私は力むのだが・・・こんな「仕事優先は過去のもの」だと考えているのは彼女だけではない。今やZ世代のトレンドだそうです。
歴史を紐解けば1950年代、労働者は定時に退社、それから職場外の人生を味わった。その後、知識労働層が拡大。就労文化が変化。仕事を楽しむ事が求められるようになった。そしてハッスルカルチャー、仕事を全力で頑張る文化が続いた。その後、コロナで在宅勤務。仕事と私生活の分かれ目が薄れた。
で、その反動として「仕事の外での人生を大切にすることが祝福される」ようにと変化している。働くことを辞め、家事に専念する若者が増えている。専業主婦ならぬ「専業彼女」だ。自分の収入源を持たず、恋人に養ってもらって生活する女性のこと。背景は女性に対して厳しい雇用情勢があって、多様性が話題になる米国でさえ、女性の賃金は男性に比べ低い。それも要因になっているとか。
働ける環境にないので「働くことは二の次」というのがZ世代の本音のようだが。でも、働かなくてもなんとかなる。などと、最も安易な道を選ぶ事がトレンドになるのは不健全極まりない。そんな若者の風潮を許すことはできないと思うのだが。世の中の動きや時代の流れが見えていない年寄りの冷や水だろうか。
少なくとも日本の若者たちに「働くのは二の次」などという考え方が蔓延するようでは、日本は終わってしまう。Goto
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